26-CD15【特別セッション】
テクニカルライティング基礎
~わかりやすく伝えるために~(2026.6.25更新)

セッション時間 CDシンポ2026 8月28日(金)13:00-15:30

対象とする聴講者

テクニカルライティングを学びたい方、初心者、新人、学生。左記のような方を指導する立場の経験者

セッションの企画意図と概要

テクニカルライティングの基礎として、わかりやすさとは何かから始めて、伝統的コミュニケーションの問題点について考えます。 つぎに、読者分析と人間の認知能力に基づいたわかりやすさのポイントを解説します。
前半は講義形式、後半はワークショップ形式で進めていきます。
基本的には昨年の内容を踏襲します。昨年扱った専門用語については、8月26日のワークショップでより詳しく取り上げるため、本特別セッションでは文法に関する内容を追加します。

 ※8月はオンライン、10 月開催は対面で行います

講義のポイント

1. 「わかる」ということと伝統的コミュニケーション

「わかる」とはどういうイメージなのかを考えた後、日本の伝統的コミュニケーションとそれに基づいた文章技法を振り返り、その問題点を指摘します。

2. 読者分析と人間の認知能力

上記の伝統的コミュニケーションに欠けていた読者分析の以下の項目について解説します。
・文書の目的 ・読者の持っている知識と情報 ・文書を読むときの環境 ・読者の行動
続いて、ワーキングメモリーや視線の移動を例に挙げ、人間ならば共通に持っている認知能力についても触れます。

3. わかりやすさのポイント

上記の点を踏まえ、わかりやすく書くためには、次のポイントが大切であることを示します。
・全体像の提示 ・語句と具体例 ・文や段落の長さ、箇条書きの項目数 ・視覚的な見やすさ

4. 単語と文法

情報を伝える際に最も重要となるのは単語と文法であるという観点から、以下の点について解説します。

・単語の階層構造 ・類義語の違い ・単語同士の相性 ・単語の定義 ・文法

5. ワークショップ

定員

20名

セッションの資料

資料はセッション開催前日までに公開いたします。

講師

森口 稔

プロフィール

1958年、大阪生まれ。北海道大学卒。シャープ株式会社在職中に米国でTCの修士号を取得。高校英語教師、英文雑誌記者、機械翻訳開発担当、テクニカルライター、実務翻訳者、大学教員などを経験。現在は、非常勤講師として英語、日本語、日本文化などを複数の大学で教える。著書に『テクニカルコミュニケーションへの招待』『基礎からわかる書く技術』(共著)など、執筆・校閲等に関わった辞書に『英語で案内する日本の伝統・大衆文化辞典』『ジーニアス和英辞典第3版』『三省堂国語辞典第七版』『ジーニアス英和辞典第5版』などがある。TC協会評議員。国立国語研究所共同研究プロジェクト共同研究員。

企画担当

細田 達幸 シンポジウム専門委員会
三宅 早智 (株)インターネットイニシアティブ
薮木 祐人 (株)バッファロー