ワーキンググループ活動

TC協会では、使用情報の品質向上や効率改善をはかるため、各種の規格や標準を整備して共通の基準や作業手順を明らかにしてきました。その結果、さまざまな使用情報にアクセスし活用する人々にとって、安全性の向上、習得効率の改善など、多面的な効果がもたらされています。協会が中心となって活動を推進することにより、個別の企業や団体の枠を越え、多様な関係者の経験と英知を集めることが可能になっています。
2024年度に活動を継続しているワーキンググループは、次の2つのワーキンググループです。

  • 標準制作工程検討ワーキンググループ(2019年から活動)
  • TC関連規格策定ワーキンググループ(2024年から活動)

TC関連規格策定ワーキンググループ

TC関連の国際規格やJIS(日本産業規格)についてWG 委員に登録希望される皆さまと一緒に検討しましょう。国際規格やJIS の策定までのステップであるNWIP(新規格提案)、WD(作業原案)、CD(委員会案)、DIS(国際規格案)、FDIS(最終国際規格案)について審議しコメントをまとめましょう。

対象とする規格:
・(仮)JIS Y 82079-1 の策定までの検討
・IEC/IEEE82079-1:2019 のEdition3:2025 年改訂に向けた検討
・82079-2(self-assembly products)のCD からDIS に向けた検討
・82079-3(Complex Systems)のNWIP 以降の動向確認
・ISO24183(TC 用語)FDIS 以降の動向確認

本WGは2024年から活動を開始しました。発足時のメンバー(16名)は下記のメンバーリストで確認ください。本WGへの新規登録はいつでも可能です。JTCA事務局までお問い合わせにてお知らせください。

TC関連規格策定ワーキンググループ委員名簿

TC 関連JIS規格策定ワーキンググループ

本ワーキンググループは2023年12月29日で活動を終えて、新規の「TC関連規格策定ワーキンググループ」に移行しました。

テクニカルコミュニケーションに関連する製品使用情報の作成原則や一般要求事項のJISは現時点(2020年10月)において存在しません。
TC協会として把握している状況と対策は、①JISC0457:2006の廃⽌が必要である。なぜなら、国際規格IEC62079:2001は既に廃⽌されている。また、多くの企業でこのJISを利⽤していないのが実態である。
②IEC/IEEE82079-1:2019 と対応がIDT(⼀致している)レベルの「使⽤情報の作成」に関する新規JISの制定を、TC協会としてワーキンググループを組織して実現させたい。
③各⼯業会に対して現⾏ガイドライン改訂が必要で、TC協会からお願いしていきたい。
本WGは2020年11月から活動を開始し、2024年からはTC関連規格策定ワーキンググループに移行しました。

標準制作工程検討ワーキンググループ

2011年からトピック指向をテーマに活動してきたトピック指向取り組み検討WG では、活動結果と説明会等で収集した意見に基づき、検討を続けてきた新しい標準制作工程の適用対象をトピック指向に限らない方針に転換することにし ました。このため、ワーキンググループの名称も改め、トピック指向を含めた「製品・サポート情報」全般を対象とする検討活動として、2019年から再活動しています。

標準制作工程検討ワーキンググループ委員名簿 (2024年1月16日現在)

TC 用語の国際標準化取り組み検討ワーキンググループ

本ワーキンググループは2023年12月29日で活動を終えて、新規の「TC関連規格策定ワーキンググループ」に移行しました。

TC 用語(約150 用語程度)を検討し、標準化を進め、用語の統一を図るためのワーキ ンググループ(WG)を設置することを提案させていただきます。これまでTC に関連する用語に関して当協会として検討することがありませんでした。ドイツや中国において用語の検討が進んでいる中で、2018 年から日本としてTC 専門用語の表記や定義をまとめるために、企業の枠を超えて協同研究、検討を進め、JIS原案をまとめました。本WGは2024年からTC関連規格策定ワーキンググループで継続してJIS制定まで活動を行います。

TC専門課程制度に関するワーキンググループ

TC協会は日本の高等教育におけるテクニカルコミュニケーション教育の実施を目指し、筑波大学情報学群知識情報・図書館学類と連携して、2009年 12月、「TC専門教育カリキュラム・ガイドライン検討ワーキンググループ」を発足させました。このWGは、使用説明の制作現場で求められる知識と能力を洗い出し、大学のカリキュラムに反映可能な項目について検討し、「知識と能力のリスト」として体系化したのち、活動を終えました。 その後2014年、「TC専門課程制度社会人向け版ワーキンググループ」を発足させました。 このWGではさらなる制度展開のため、「知識と能力のリスト」各分野に対応する資格・検定を、「『知識と能力』との対応:大学における開講科目・資格・検定」として体系化したのち、活動を終えています。
この成果は「TC専門課程制度」として実施しています。

Webコミュニケーション調査・研究ワーキンググループ

Webコミュニケーションワーキンググループ(WG)は、テクニカルコミュニケーション業界としてあるべき「Webマニュアル」、「Webコミュニケーション」の調査研究を行い、次世代TC技術への反映を図ることを目的としています。

活動の趣旨

活動の趣旨は以下のとおりです。

ブロードバンドが普及した今、今後、より身近になるであろう「Webマニュアル」、「Webコミュニケーション」の調査研究を行う
Webコミュニケーションによる新しい表現技術や標準化なども検討し、新たなTC技術の模索も行う

成果発表

毎年、テクニカルコミュニケーションシンポジウムの事例・研究発表において、調査・研究の成果を発表しています。

2008年発表「家庭で使われるWebマニュアルの将来像」(発表スライド)
2008年発表「家庭で使われるWebマニュアルの将来像」(発表論文)

使用説明に関する国際規格の策定

使用情報の国際規格
IEC/IEEE 82079-1 Edition 2.0, Preparation of information for use (instructions for use) - Part 1: Principles and general requirements が2019年5月に発行されました。また,その日本語訳が2019年8月より一般財団法人日本規格協会から発売されています。
この規格はIEC/ISO/IEEEのトリプルロゴ規格であり,工業製品、消費財、医療機器、産業プラント,アプリケーションソフト,さらにはサービスに至るまでの広い分野の製品の使用情報に適用されます。