CD02 【特別セッション】UXライティング基礎 ~読み手の体験価値を向上する伝え方~(2024.7.1更新)

セッション時間 8月27日(火)10:00-12:30
当日は、zoomのミーティング形式で実施いたします。

対象とする聴講者

読み手の体験価値(UX)を高めるためのライティング技術を学びたい方、UX ライティングの最新事例を知りたい方
上記のような方を指導する立場の経験者。

セッションの企画意図と概要

簡潔かつ、明快に書く、テクニカルライティングの基本をベースに、さらにユーザー(読み手)の体験価値を高めるためのライティング技術を取り上げます。クラウドサービスやスマートフォンアプリなど、画面に表示するメッセージや文字をどのように書くのか、UXライティングの基本を説明します。
また、UXライティングを実践するネット企業の画面の事例をもとに、読み手の行動につながる、共感を高めるライティング技術について分析します。
後半は個人ワークとグループワークを組みあわせて、UXライティングを実践し、相互レビューをする予定です。
できるだけ音声、ビデオをオンでご参加ください。
チャットを使って演習した内容を共有していただきます。
グループワークにはZoomミーティングのブレイクアウトルーム機能を使用します。

※8 月はオンラインですが、10 月開催は対面で行います。

講義の内容

1.UXの「ユーザー」を幅広く捉える
UXライティングの「UX」はUser Experienceの略です。顧客体験と説明されますが、この顧客とは製品ユーザーやサービス利用者とは限りません。
関係者を幅広くユーザーととらえ、その体験価値を高めるために、文章やことばの使い方に注目が集まっています。
UXライティングを活用する狙いやメリット、テクニカルライティングとの違いについて解説します。UXライティングの特徴であるボイス&トーン、マイクロコピーについて解説します。

2.画面を通してユーザーと接点を持つ
UXライティングでは、画面をとおしてユーザーと接点を持ちます。画面に表示するメッセージや説明についてどのような工夫がなされているかを解説します。
また、好ましくない方向にユーザーを故意に誘う「ダークパターン」についても説明します。

3.UXライティング事例を分析する
Google、Apple、Facebook、Amazon(法人サービス)、Microsoftなどの画面を事例として、どのような工夫があるかを共に読み解きます。
読み手の共感を高め、つながる工夫を分析しましょう。

4.読み手に伝わる マイクロコピーを書く(演習・個人ワーク)
UXライティングの基本を理解したら、画面に表示するマイクロコピーを書いてみましょう。
書いた文章を共有し、レビューします。

5.チームで書く、レビューで改善する(演習・グループワーク)
UXデザインの手法では、カタチにしたものを評価し、さらに改善するプロセスを繰り返します。読み手の共感を引き出し、親しみや信頼につながる表現を工夫して、グループで文章を改善していきます。全体でレビューをし、気づいた点を振り返ってまとめます。

定員

30名

当日の資料

お申込みされた皆様には、ダウンロード用のパスワードを別途メールにてお知らせいたします。
なお、パスワードの共有はご遠慮ください。

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講師

高橋 慈子  (株)ハーティネス

プロフィール

高橋 慈子(たかはし しげこ)
東京農工大学卒。技術系出版社を経て、テクニカルライターとして独立。
1988年テクニカルコミュニケーションの専門会社 株式会社ハーティネス設立。
同代表取締役。
取扱説明書、ドキュメント部門のコンサルティングおよび人材育成に関わる。
テクニカルライティング、UXライティング研修の企画・実施。
慶應義塾大学・大妻女子大学 非常勤講師。
一般社団法人人間中心社会共創機構 理事。

著作
『技術者のためのテクニカルライティング入門講座』『ビジネスマンのための新教養 UXライティング』共著(翔泳社)

企画担当

細田 達幸 (株)ファーマインターナショナル
三宅 早智 (株)インターネットイニシアティブ
薮木 祐人 (株)バッファロー