新編 FrameMakerによるトリセツのつくりかた
~作り手と読み手の世代交代に備えるFrameMaker 講座 FrameMaker へのデータ取込み編~


 TC 協会では、人材育成支援活動の一環として、制作ツールを提供している会員企業様と連携して製品・サポート
情報関連文書に特化した制作環境とその運用技術に関する学習機会を提供しています。今回はアドビ株式会社などに
ご協力をいただき、表題の講習会を開催します。

セミナー詳細

【セミナー骨子】
 製品・サポート情報の制作現場では、紙媒体(PDF を含む)を制作する経験を経ることなく、デジタル媒体の制作
に携わる方が増えています。一方で、制作現場においては、提供媒体の多様化に対応しつつも、法令や規格要求やリ
スクアセスメントの結果に即してPDF の作成を継続する事があります。
 また、読み手側でもデジタル媒体を前提とする行動様式が定着しています。私たちテクニカルコミュニケーターは、
読み手目線に寄り添って、紙媒体ありきで作られてきた情報の構造と届け方をデジタル媒体に即したものに変更して
いく必要があります。
 本シリーズ講座では、紙媒体向けの情報制作技能を中核としつつ、デジタル媒体向けの情報制作技能を学ぶ機会を
提供してきました。今回も、作成する情報の中核にはデジタル媒体を据え、紙媒体向け制作技能も合わせて伝えるべく、
講座内容と受講者への伝え方を刷新しています。
 今回は、さまざまなデータ(Word、InDesign、html など)をFrameMaker に取り込んで効率よく作る方法について、
FrameMaker の初心者向けに解説します。構造化FrameMaker の活用についても、踏み込んで触れます。

 本講座はZoom オンラインライブ配信での開催となります。配布資料は開催前日までにTC 協会から電子データを
配布させていただきます。 

■第1部 FrameMaker データの特徴(他ツールとの対比) 13:30 ~ 14:00(30 分)
 ・流し込みレイアウト
 ・図の取扱い
 ・書式の取扱い
 ・シングルソースの仕組み

 (質問入力兼休憩 5 分程度)

■第2部 FrameMaker へのデータ取込み 14:05 ~ 15:15(70 分)
 ・Word データをFrameMaker に取り込む方法・注意点
 ・InDesign データをFrameMaker に取り込む方法・注意点
 ・Excel データをFrameMaker に取り込む方法・注意点
 ・PowerPoint データをFrameMaker に取り込む方法・注意点

(質問入力兼休憩 10 分程度)

 ・PDF をFrameMaker に取り込む方法・注意点
 ・HTML をFrameMaker に取り込む方法・注意点
 ・マークアップ言語をFrameMaker に取り込む方法・注意点
 ・DITA/CCMS をFrameMaker に取り込む方法・注意点
 ・図の取込み方

 (質問入力兼休憩 5 分程度)

■第3部 構造化FrameMaker に移行するベネフィット 15:20 ~ 15:40(20 分)
同じFrameMaker ファイルから、フォーマット、スタイルの異なるファイルへの生成が可能であること、これらの特
徴を活用することによって実現される効果を説明します。構造化されたFrameMaker ファイルが再利用に有効である
理由、構造化FrameMaker に移行するベネフィットを学びます。

 ・構造化FrameMaker に移行するベネフィット (再利用、マルチパブリッシュ)

 (質問入力兼休憩 5 分程度)

■第4部 技術情報活用の新たな視点 15:45 ~ 16:00(15 分)
第3部で紹介した配信時での再構成、再利用を活用して、対象に即した情報を積極的に配信してその効果を測定する
ことによってコンテンツの内容、製品機能へのフィードバックを実現します。機能説明と使いこなしのための情報を
共有するために、トリセツの情報がいつでも利用できる(技術情報として活用できる)ように用意する視点からテク
ニカルコミュニケーターの業務の関わり方について学びます。

 ・ディスカッション<全員>

■第5部 質疑応答 16:00 ~ 16:30(30 分)
 ・FrameMaker に対する質問
 ・セッション内容に関する質問など

*本セッションの内容およびFrameMaker に関して確認したい事柄がございましたら申込書の「質問事項欄」にご記
入ください。

【企画協力】
 アドビ株式会社、株式会社情報システムエンジニアリング

【対象者】
 ・新しいビジネスツールとしてのコンテンツ利用に興味を抱く方々
 ・テクニカルコミュニケーション業務のアウトカムの質的転換に興味を抱く方々
 ・製品サポート情報プロジェクトマネージャー
 ・マニュアル制作担当者、部門責任者
 ・デジタルアセットの活用に興味を抱く方々
【主催】
 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会

【司会・講師】
 黒田 聡 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 評議員/
 製品・サポート情報における解析取り組み実務技術研究会 主査

【講師】
 仁村 一利 アドビ株式会社
 若山 陽介 株式会社情報システムエンジニアリング

【日時/ アクセス方法】
 2025 年 3 月 25 日(火) 13 時 30 分 ~ 16 時 30 分「 Zoom ウェビナー」形式にて実施します。
 資料および Zoom ウェビナー用の URL は申し込まれた方に事前に配信します。
 ※アクセス可能時間:10 分前の 13 時 20 分から指定された URL にアクセス可能

【受講料】
 事前登録必要、参加料金:無料  定員( 100 名) になり次第締切。

【参加お申し込み方法
 下記の参加申し込みフォームに必要事項をご入力の上、お申し込みください。
 お申し込み後、受付したことをお知らせするメールが自動送信されます。

  参加申し込みフォーム

【主催・お問い合せ先】
 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 事務局
 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-34-2 第一後藤ビル101 号室
 TEL 03-3368-4607  e-mail:tc-info@list.jtca.org