TCシンポジウム2015 概要

● テーマ: 共感のテクニカルコミュニケーション 誰のために、何のために、どうやって
● 東京開催: 2015 年8 月25 日・8 月26 日、工学院大学にて。参加者:870 名
京都開催: 2015 年10 月7 日~ 9 日、京都リサーチパークにて。参加者:570 名
● 幹事会社: パナソニック株式会社
● 東京代表: ヤマハ株式会社
● 東京開催基調講演:
共感の時代を生きる人々に「伝わる」言葉とは
(講演:コミュニケーションディレクター 佐藤 尚之氏)
● 京都開催基調講演:
共感が相手の心の扉を開く!ほめる達人だけが知っている魔法の言葉
(講演:一般社団法人日本ほめる達人協会 理事長 西村貴好氏)
第27回目の開催となるTCシンポジウム2015では、参加申込者数は微減となりましたが、昨年と変わらない会場滞留者数により、大賑わいとなりました。
テーマに合せた基調パネルディスカッションを東京開催および京都開催で違う登壇者で実施。大変好評でした。また、パネルディスカッションでは、最新技術、グローバル化、国際規格、機械翻訳、TC業界の人材育成、産業機器対応をキーワードにしたセッションを通じて、多彩な登壇者による新しい視点や取り組みを試みました。行動観察やこれに基づくデザイン、技能継承、Webやスマホの活用が、特にホットな話題として注目を集めていたようです。今年も聴講者が100名を超えるセッションが幾つかありましたが、多数のセッションに聴講者が分散していたのが特徴でした。

2015基調講演(東京開催)

▲ 基調講演(東京開催)
東京開催の展示会と商品紹介セッションにも多数の見学者や聴講者がおり、イベント全体として活気がありました。
京都開催の交流会には、例年通り多数の参加がありました。歓談や交流の場として、たいへん熱気に溢れる交流会となり、大成功でした。

● インターミッション
新設したミニセッションは、1時間枠という限られた枠でTCの基本から旬な話題までを採り上げるものです。既存のパネルディスカッションでは採り上げにくいテーマを扱ったり、対象者を限定した企画を実現しやすくする意図で設けました。東京開催では8セッション、京都開催では10セッションを実施しました。参加者からは多くの違ったテーマのセッションに参加できたと概ね好評な結果でした。また、昨年から継続した技能継承企画「基本確認シリーズ」は引き続き多くの参加者に受け入れられました。
2015年のマニュアル オブ ザ イヤーはマツダエース株式会社様が受賞されました。
消費生活用製品安全法の改正、「長期使用製品安全点検・表示制度」の開始を背景として行われている、経済産業省の「製品安全対策優良企業表彰」制度における今年の表彰では、受賞企業・団体16社のうち8社の「受賞のポイント」に、取扱説明書、使い方、FAQなどの使用説明に関する取り組みが明示されていました。使用説明が、ユーザーに対する情報提供にとどまらず、企業全体の製品安全活動の評価ポイントとしても貢献していることを示す証です。

2015 基調講演(京都開催

▲ 基調講演(京都開催)

2015製品安全対策優良企業表彰のホームページ

▲ 製品安全対策優良企業表彰のホームページ

TCシンポジウム2015 詳細(工事中)