25-TC17【ミニセッション】
生成AI活用の現実解
~校正と改訂に生成AIを活用するための効果と課題~(2025.8.xx更新)

セッション時間 TCシンポ2025 10月10日(金)14:00-15:00

対象とする聴講者

・大量の使用説明のコンテンツ制作を担当しているディレクター
・コンテンツ制作の質とスピードを高め、価値を生み出したいと考えているエディター
・AIを活用したコンテンツ制作の手法と留意点を知りたいマネージャー

セッションの企画意図と概要

製造業におけるマニュアル制作は、高度な専門知識と正確性が求められ、校正・改訂の負担は年々増加しています。本セッションでは、生成AIの活用によって、校正作業の効率化や表現の標準化、改訂ミスの低減がどのように実現できるかを実例とともに紹介します。

あわせて、AI導入時に直面する課題や限界、ディレクター・制作者が持つべき視点についても解説。マニュアルの品質向上と制作現場の負荷軽減を両立する新たなアプローチとして、生成AIがもたらす可能性と現実解に迫ります。

  • 校正や改訂作業に生成AIを活用した時の効果と現実の課題
  • 知識の構造化がAI活用の鍵
  • AIの活用にはTCのスキルが必須
    • テクニカルコミュニケーターの強みをAI自動化にどう活かすか
    • コンテンツの標準化による再利用性とメンテナンス性の向上
    • 文脈性を生かして価値を高める
  • 成功への鍵。スモールステップでの導入と改善プロセス
    • RAGのデメリットと改善提案としての主従DB
    • 文書改善・改訂のための主従DBを活用した検索と文書生成

現場で大量のテクニカルコンテンツ制作に関わっている方々にとって、明日からの業務改善につながるヒントを持ち帰っていただくことを目指します。 *RAGとは
RAG(Retrieval-Augmented Generation)とは、生成AIが外部の文書データベースを参照し、その中から関連情報を取り込んで回答に活用することで、固有名詞や製品仕様など、AI単体では答えにくい情報にも対応できる仕組みです。

当日の資料

コーディネーター

高橋 慈子 (株)ハーティネス

パネリスト

宮下 知起 ナレッジオンデマンド(株)

企画担当

三宅 早智  (株)インターネットイシアティブ
薮木 祐人 (株)バッファロー