25-TC00【基調講演】
「伝える」だけではない「価値を創る」アプローチへ
~データ活用時代の思考~(2025.9.11更新)
セッション時間 10月8日(水)10:00-12:30
セッションの企画意図と概要
情報を「正しく伝える」ことは、もはやゴールではありません。
今、求められてくるのは、顧客体験、製品価値、ブランド信頼。それらを支えるのは、誰のために、何のために、どのような情報を届けるかを設計する「コミュニケーションの構造化力」です。
製造業におけるPLM(Product Lifecycle Management)では製品ライフサイクル全体において情報が再利用される時代、多様な場面で価値を生み続ける存在へと進化が必要になっています。
本基調講演では、テクニカルコミュニケーターをはじめとする“情報に関わる人”が、生成AIの活用、VOC(お客様の声)の活用、情報漏洩リスクの高まりなど急激な変化にどう向き合い、どのように役割を再定義していくべきかを探ります。
情報を単なる伝達手段としてではなく、利用者の満足度をあげていく「価値ある顧客体験へ変換する情報設計」として捉え直す視点を提示します。
具体的には、設計データやマーケティングデータを「データ」から「意味ある情報」へと変換するプロセス、情報の取捨選択、利用者視点に基づく情報設計の重要性、ブランド価値を支える一貫した情報構造などを取り上げます。
また生成AIの進化によって求められるスキルも変化しつつあり、プロダクトマーケティングとの連携によって、情報の役割も広がっています。
そうした変化をふまえ、「情報設計」がどのようにブランド価値向上へ貢献できるのか国内外の事例を交えて考察していきます。
若手からベテランまで、すべての“情報に関わる人”に向けて。
これからの時代に備えるための、自己学習やリスキリングのヒントもお届けします。
当日の資料
準備中
講演者
安西 敬介氏 Nudge Experience(同)

プロフィール
Nudge Experience合同会社
代表・Customer Experience Specialist
2001年より国内大手航空会社にてWeb解析やデジタルマーケティングを担当後、2008年にオムニチュア株式会社へ入社。2009年の買収によりアドビ株式会社へ。エンドユーザーとしての経験を活かし、解析・パーソナライゼーション・デジタルCoEなどのコンサルティングを実施。2017年3月よりエバンジェリストとして従事。現在は顧客体験スペシャリストとして活躍。
企画担当
鋤野 英俊 ダイキン福祉サービス(株)