CD23 【特別セッション】言語能力を鍛えれば、コミュニケーション・スキルは向上 ~『わかりやすく書けない』には理由があった~(2023.8.23更新)

セッション時間 8月23日(水)10:00-12:15

対象とする聴講者

ライティングスキルやコミュニケーションに問題を感じているテクニカルコミュニケーター
(ライターや翻訳者などの受講を特にお勧めします)
および上記の方々を指導する立場の方々

セッションの企画意図と概要

ロジカル・シンキング、ライティングなど、コミュニケーションのベースとして欠かすことができないのが「言語技術」です。本特別セッションでは、「聞く・話す・読む・書く」が構成する言語の4機能のトレーニングを通し、コミュニケーション・スキル向上の可能性を理解します。

テクニカルコミュニケーターにとっては、「書く」ことに焦点が当たりがちですが、他の3機能もバランスよく鍛えることが欠かせません。本特別セッションでは、講師自身の経験を元に開発した「言語技術教育」を学び、ワークショップ形式で言語技術教育の効果を実感できます。

日本の教育では、ほぼ学ぶことがない「言語技術教育」に触れることのできる、またとないチャンスです。海外との質の高いコミュニケーションを求められる大手企業からも研修のオファーを受ける講師のワークをぜひ、体験してください。

予定しているワークショップの内容
概要説明の後、講師が書画カメラを用いてワークを進めます。

  • ブレークアウトルーム機能を使用します。
  • ワークの結果を原稿用紙に記述し、考えを言語化します。
  1. 言語技術の概要説明(以下は一例)
    • アメリカやドイツで行われている言語技術教育の現状
    • 読書感想文ではない「作文」
  2. ワーク①(題材:国旗)
  3. ワーク②(題材:絵画)
  4. ワーク③(題材:童謡「たきび」)

受講者に準備いただくもの

  • 筆記具
  • 用紙(A4サイズ)数枚
  • 付箋紙(推奨サイズ:1.5cm×5cm):単色でもかまいませんが、複数色の使い分けを推奨します。
  • 400字詰め原稿用紙を数枚:字数確認のために、A4用紙とは別に準備いただくことを推奨します。

ワークショップ形式のイメージは、次のリンクを参照してください。
https://www.asahi.com/edua/article/12821619

定員

30名

当日の資料

お申込みされた皆様には、ダウンロード用のパスワードを別途メールにてお知らせいたします。
なお、パスワードの共有はご遠慮ください。

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講師

三森 ゆりか つくば言語技術教育研究所・所長 

プロフィール

つくば言語技術教育研究所所長。東京都で生まれ、中学2年生からの4年間を旧西ドイツで過ごす。帰国後、上智大学外国語学部ドイツ語学科で学ぶ。卒業後、商社勤務を経て平成2年、つくば言語技術教室(現・つくば言語技術教育研究所)を開設。西ドイツで学ぶ中で、ドイツ語習得に関しての反省に気づく。そこから、言語技術の重要性に着眼し「日本語による言語技術教育」を開発した。様々な教育機関や、日本オリンピック委員会や日本サッカー協会をはじめとするスポーツ団体、東日本旅客鉄道や西日本旅客鉄道、日本航空などの大手企業からの要望を受け、企業研修を精力的にこなす。平成17年度文科省読解力向上に関する検討委員会委員、平成18~19年度文科省言語力育成協力者会議委員として、日本語教育の課題に関する提言を続ける。絵本からビジネスマン本までの幅広い著書からは、言語技術教育が対象とする層の広さがうかがえる。

企画担当

村田 珠美  (株)三六六