【記事】トリセツの作り方を学ぶ
JTCAは、トリセツの作り方を学ぶ4冊のガイドブックを刊行しています。国際規格IEC/IEEE 82079-1:2019と合わせて読み込むことで、トリセツの書き方、評価の仕方、制作の仕方、品質要求と品質管理の仕方を習得できます。
『日本語スタイルガイド』は、トリセツの作成に携わってきた長年の経験を土台として、理解しやすく効率的に内容を伝えるための日本語ライティング技術の要点をまとめたものです。テクニカルライティングの知識と経験に基づき、トリセツに限定することなく多様な実用文に応用できるように、ライティングの指針を集大成しています。学生から社会人まで、日本語の書き言葉による適切なコミュニケーションの実践に役立ちます。
『製品・サポート情報のつたえかた:コンプライアンスと校閲編』は、企業が発信する製品情報、サービス情報、サポート情報が満たさなければならない法令や社会通念上の要求、国際的に共有されている品質要求に関する知識、公開前に情報発信者の責務と信用に照らして適切かどうかを判断する校閲作業に焦点を当てて、業務の指針や教科書として役立つように編さんしたものです。トリセツとして知られ、企業発信の公式情報として作られ続けている使用情報の作成・提供プロセスは、テクニカルコミュニケーターが長年の研鑽を通じて蓄積してきた実務知識や技術の宝庫です。87の用語解説、455の関連法令等を日本、中国、EU、米国、その他地域毎に洗い出して整理しました。主要な法令については概要を紹介しています。
『トリセツのつくりかた:制作実務編』は、取扱説明書に対象を絞り込み、その提供媒体、伝達内容、制作ツールなどについて、制作に携わる人々のための実務知識と技術を集大成しています。ただし、本書で触れているオーサリングツールはDTPです。CMSには言及していません。
『トリセツのつくりかた:品質追求編』は、トリセツの制作管理業務に関わるすべての人に向けて、適切な工程履行を通じて品質を管理する実務知識と技術を集大成しました。さまざまな形態のトリセツに必要な事項を、効率的に、かつ高い品質で創り出すためのマネジメント知識を掲載しています。
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