一文一義で書く
~一文一義にならない原因を知り、正しく意味が通じる文を」書こう~
使用情報を書くときにまず重要なのは「何を伝えるか」である。しかし、伝えたいことが適切に定義できたとしても、
伝えるべき内容を文章にしたとき、ライティング技術の未熟さによってそれが正しく伝わらないようでは元も子もない。
一方、日本語は語順の自由度が高かったり、コンテキスト依存型で文の主格や対格などを含めお互いに了解してい
ることは言わなかったりなど、一文多義になりやすい。つまり意図が正しく伝わりにくい要素をその表現技法の中に内
包している。
そこでこのセミナーでは、一文一義になっていない(つまり一文多義の) 文例を見てその原因を知り、リライト演習
を行うことで、伝えたいことを正しく伝える作文技術、一文一義の文を書く技術の習得を目指す。
※ 「一文一義」という言葉は「一文には一つの情報しか盛り込まないこと」というような誤った解釈が広く流通している。
しかし正しくは「解釈が一つしかできない文を書く」という意味。これに対して解釈が複数ある文を「一文多義文」という。
セミナー詳細
【セミナー概要】
・一文一義とは
・ 一文多義の文例を見て、その原因を知る(読み手にも責任が?)
・ 係り受けを乱す「語順」「読点」「並列」
・ 隣接する文節間の親和性を意識しよう
・ 演習: 一文多義の文を一義の文に書き直す
【対象者】
・ ライティング技術の向上を目指されている方
・ 一文一義の難しさに問題意識をお持ちの方
【講師】
片山 雄次 (TC エキスパート、駿河台大学非常勤講師)
1980 年よりTC 業界に身を置き、「わかりやすいマニュアル」をテーマにして、「トピックマニュアル」の嚆矢となっ
た携帯 電話内蔵の「使いかたナビ」をはじめ、携帯電話で見るhtml マニュアルなど、さまざまなマニュアルの設計・
制作に取り組む。TC 協会主催ジャパンマニュアルアワードの受賞歴も多数。
【定員】
50 名になり次第締切り。最小遂行人数は10 名とします。
【日時/アクセス方法】
2024 年5 月29 日(水) 13 時 30 分~ 16 時(含む15 分休憩)
「Zoom ウェビナー」形式にて実施します。
資料およびZoom ウェビナー用のURL は申し込まれた方に事前に配信します。
*アクセス可能時間: 10 分前の13 時20 分から指定されたURL にアクセス可能
【受講料】
TC 協会会員: 9,900 円
非会員: 19,800 円
*金額は、資料代を含み、消費税込みです。
【参加お申し込み方法】
参加申し込みフォームに必要事項をご入力の上お申し込みください。
お申し込み後、受付したことをお知らせするメールが自動送信されます。事務局より登録のご住所へ請求書を郵送し
ますので、受講料のお振り込みをお願いいたします。
参加申し込みフォーム >>
【主催・お問い合わせ先】
一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 事務局
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-34-2 第一後藤ビル101 号室
TEL 03-3368-4607 e-mail : tc-info@list.jtca.org
【予告:シンポジウム2024開催案内】
詳しくはシンポジウムページ にて確認ください。
・プログラムの時間割、内容紹介、参加方法などを専用のシンポジウム2024 On the Web サイトで6 月から公開
します。
・CD シンポジウム2024 : 配信期間は8/27 ~ 29、オンラインライブ配信
・TC シンポジウム2024 : 京都リサーチパークで10/9 ~ 11、対面開催