TC 業界ではWeb、SNS、スマホなどインターネット上のあらゆるものを利用して、製品サポート情報を利用者に届ける技法や方法論の試行錯誤が盛んになっています。情報過多に埋没しない伝え方で、フェイクトリセツに陥らないようにコンプライア ンスに則った情報を、最適なタイミングで企業から情報発信しなければなりません。
 TC 協会では、さまざまな製品を対象とした使用情報作成にあたって順守すべき法令や規格を「製品・サポート情報のつた えかた~コンプライアンスと校閲編~」として2018 年にまとめました。その後改正された法令や規格の最新情報を徹底解説し ます。また、世界各国で標準化が進む情報の届け方に関する最新規格についても紹介します。
 企業の経営課題となる製品安全情報を正確に、正しく使用者に伝えるためには法令規格準拠が必要です。本セミナーはさ まざまな製品を対象としていますので, 製品(含むソフトウエア製品) を提供しているメーカーの方は、ぜひご参加ください。

セミナー概要

■ 日本市場
 ・消費生活用品安全法
 ・知的財産権関係法令
 ・デジタルプラットフォーム取引透明化法(2021 年2 月1 日施行)
 ・改正薬機法(2021 年8 月1 日施行)
  * 薬機法は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の略称
 ・サービスエクセレンスの規格
   JIS Y 23592:2021 サービスエクセレンス ―原則およびモデル
   JIS Y 24082:2021 サービスエクセレンス ―卓越した顧客体験を実現するためのエクセレント
   サービスの設計
  ・JIS S 0043:2018 アクセシブルデザイン ―視覚に障害のある人々が利用する取扱説明書の
   作成における配慮事項

■ EU 市場
 ・Digital Service Act Package 提案(2020 年12 月15 日)
 ・機械指令→機械規則へ改正提案(2021 年4 月21 日)
 ・無線機器指令Amendment (2022 年7 月12 日)

■ 米国市場
 ・ニューヨーク州法_S4104A

■ 中国市場
 ・GB 18030-2022 情報技術 中国語の符号化文字集合(2022 年7 月19 日)

■ ISO、IEC 関連規格
 ・ISO20607 : 2019 機械類の安全性ー取扱説明書ー起草のための一般原則
 ・ISO3864 シリーズ: 図記号ー安全色及び安全標識
 ・IEC60335-1  家庭用及び類似用途の電気機器一安全性一第1 部: 一般要求事項

■ 情報のパーソナライズ化に関する規格

■ 製品に付与する二次元バーコードなどに関する規格
 ・UDI (Unique Device Identification) 規則

■ 質疑応答
※本件に関して確認したい事柄がございましたら申込書の「質問事項欄」にご記入ください。できる限りの回答をできるよう、ご用意させていただきます。

【対象者】

  • メーカーのマーケティング, 設計, 製造, お客様対応部門などに関わっている方
  • ドキュメント制作担当者(特に海外市場担当者)、ライター、翻訳者
  • 安全に取り組む技術者、海外関係部門のマネージャー
  • 品質部門担当者

【講師】

 黒田 聡
 (TC 協会公益活動企画会議 議長 、海外交流推進委員会 委員長)
 徳田 直樹
 (TC 協会標準規格策定委員会 委員長、IEC/TC 3/JWG 16 国内作業部会 委員)

【日時/アクセス方法】

 2023 年7 月6 日(木) 14 時 ~ 16 時30 分
  「Zoom ウェビナー」形式にて実施します。
  資料およびZoom ウェビナー用のURL は申し込まれた方に事前に配信します。
  *アクセス可能時間: 10 分前の13 時50 分から指定されたURL にアクセス可能

【受講料】

 TC 協会会員: 8,800 円
 非会員: 17,600 円
  *金額は、資料代を含み、消費税込みです。

【定員】

 50 名になり次第締切り。最小遂行人数は10 名とします。

【主催】

 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会