セミナー骨子

 製品・サポート情報を、必要としているユーザーに必要なときに届けることを考える場合、Web やSNS やアプリ などを通じてマイクロコンテンツとして提供することも技術的には視野に入ってきました。一方で、従前の形態(紙 やPDF)で提供し続けることも継続して行うことを求められます。この両立に悩むことは少なくありません。

 本講座では、制作環境としてFrameMaker を用いて両立を図る取り組み方を紹介します。製品・サポート情報のデー タをFrameMaker でどのように作成しておけば、将来のCCMS でのデリバリーやマイクロコンテンツとしての切り出 しに対応できるのか、基本的なデータの作り方について解説します。また、勝算を高める取り組みプロセスをモデル 化して例示します。

 トリセツ(取扱説明書)の企画、作成、および工程や品質管理に関わる方はぜひご参加ください。  今回は、Zoom オンラインライブ配信での開催となります。配布資料は開催前日までにTC 協会から電子データを配布させていただきます。

■第1部 課題共有:製品・サポート情報をどう届けるか 13 時30 分~ 14 時00 分(30 分)

  • 効率よくつくること、効果的に届けること。この両立に潜む課題を可視化する
  • ヒントは規格にあり。関連する国際規格を確認する
  • IEC/IEEE 82079-1:2019 製品の使用情報(使用説明)の作成(関連箇所の再確認)
  • ISO 23592(JIS Y 23592)、ISO/TS 24082(JIS Y 24082)サービスエクセレンス規格

(質問入力兼休憩 5 分程度) 

■第2部 届ける仕組み:Adobe の取り組み 14 時05 分~ 15 時00 分(55 分)

  • CCMS 導入の課題。解決のための道筋を可視化する
  • CCMS のベネフィットを享受するコツ
  • Adobe のXML、CMS、CCMS への取り組み

(質問入力兼休憩 5 分程度)

■第3部 届けやすく作る:FrameMaker ならではのデータ作成術 15 時05 分~ 16 時00 分(55 分)

  • 切り出しやすくするFrameMaker の機能
    ・切り出しを意識した作り込み
    ・切り出しを考慮した書き出し
  • 切り出しをしやすくするメタデータの付け方と管理の仕方
  • CCMS を導入しやすくするファイル名、書式名等の付け方
  • CCMS を導入しやすくするデータの階層構造の持たせ方

(質問入力兼休憩 5 分程度)

■第4部 総括と質疑応答 16 時~ 16 時30 分

  • 勝算を高める取り組みプロセスのモデル化

* FrameMaker に関して確認したい事柄がございましたら申込書の「質問事項欄」にご記入ください。

【企画協力】
 アドビ株式会社
 株式会社情報システムエンジニアリング

【対象者】
 ・新しく部署に配属された方
 ・テクニカルライター、エディター、翻訳者
 ・製品サポート情報プロジェクトマネージャー
 ・マニュアル制作担当者、部門責任者

【主催】
 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会

【司会・講師】
 黒田 聡  株式会社 情報システムエンジニアリング
       一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 評議員
       標準制作工程検討ワーキンググループ主査

【講師】
 仁村 一利 アドビ株式会社
 若山 陽介 株式会社 情報システムエンジニアリング

【日時/アクセス方法】
 2023 年6 月2 日(金) 13 時30 分 ~ 16 時30 分
 「Zoom ウェビナー」形式にて実施します。
  資料およびZoom ウェビナー用のURL は申し込まれた方に事前に配信します。
  ※アクセス可能時間: 10 分前の13 時20 分から指定されたURL にアクセス可能

【受講料】
 事前登録必要、参加料金:無料

【定員】
 定員100 名になり次第締切