TC技術検定に合格された方の「声」をご紹介します。受験動機、主な学習方法、本検定を取得して実務などで役立っていること、今後の活用方法などをお聞きしています。

2023年冬 (試験日:2023年2月19日)


鈴木 恵美さん (3級 テクニカルライティング試験[TW] 合格)
マニュアル制作業務を経て、スタッフ部門業務に携わっています。
現業務においても、人に伝える文章、人に作業などを依頼する文章を書く機会が多くあります。正確で、誤解を招かない文章を作成するスキルを高めたいと思い、受験しました。テキストで学んだことを、文章作成時に実践し、準備しました。しかし、マニュアル制作業務からしばらく離れていたためか、試験時間が足りず、見直しが十分できませんでした。不合格かと諦めかけていたので、合格通知が届いたときは嬉しかったです。
在宅勤務が増えると、文字によるコミュニケーションが増えるため、このようなライティング技術の重要性が高まってくると思います。

2022年夏 (試験日:2022年7月24日)

杉野恵美さんのリード文


杉野 恵美さん (3級 テクニカルライティング試験[TW] 合格)
経営企画
趣味関連の文書について校正・批評をしています。「どう書けばわかりやすいか」を調べたところ、この検定を知りました。
学習では、『日本語スタイルガイド』の第2・3編を重点的に読みました。覚えるというより、原則とその理由を理解するようにしました。知識を応用する形で、他の実用文を読むようにもしました。
学んだことは、趣味にも仕事にも活用しています。「この表現は堅すぎる」「一文は短く」と、常に意識できるようになりました。テキストを手元に置いて、時々見返したいです。
わかりやすく、効率的に、正確に伝達する技術は、ビジネス全般に役立ちます。資格や『日本語スタイルガイド』が世に広まって、社会人の皆さんが学んでほしいです。

2022年冬 (試験日:2022年2月27日)

諏訪ひと美さんのリード文


諏訪 ひと美さん (3級 テクニカルライティング試験[TW] 合格
株式会社メルカリ
分かりやすい文章の書き方に興味があったため、受験してみました。過去問を解いて問題の傾向と対策を自分なりにまとめたり、出題ウェイトの高い部分を集中的に勉強したりしました。表記に関しては、日頃から文章を書くときに正しいものを使うよう意識していたため、自然と覚えることができました。受験に際し学んだことは、社外向けの採用広報の文章にも、社内向けのドキュメンテーションにも役立っています。今後もさまざまな場面で分かりやすい文章を書いていきたいです。


藤井 章弘さん (3級 テクニカルライティング試験[TW] 合格)
富士フイルムサービスリンク株式会社(FBSVL)
テクニカルコミュニケーションサービス3部

自動車の申請資料(図面)を作成する業務に従事しております。業務は、資料作成のほかに、標準の整備、手順書の作成があります。文書作成が業務と関連しており、文章力向上が課題でした。文章力の可視化を目的に受験しました。受験にあたっては、『日本語スタイルガイド』を基幹に、熟読と記載された例文を書くことを反復して覚え込みました。受験対策セミナーも積極的に参加。セミナーの配布資料と『日本語スタイルガイド』とを照らし合わせて、知識を深めました。結果は満足いくものではありませんが、文章力の向上が実感でき、有意義なものになりました。これからも『日本語スタイルガイド』を手元に置いて精進していきたいと思います。


向山 舞さん (2級 使用情報制作実務試験[MP] 合格)
株式会社ダイテック
産機事業部

私は制作会社で使用説明書のライター兼ディレクターとして働いています。
自分の知識不足や経験不足を痛感する出来事があり、使用説明書のつくりかたを改めて学びたいと思い、受験を決めました。
3か月間、休日を利用して3級と2級[MP]の受験参考書を読み込みました。演習問題は3回解き、傾向や押さえるべきポイントを把握しました。
覚えることが多くて大変でしたが、制作工程を体系的に学べました。また、今の時代に合った使用説明のことを真剣に考える良い機会にもなりました。
現在は、受験参考書を仕事場に置いて、必要なときに参考にしています。
TC技術検定試験を通して学んだことを活かし、より伝わりやすく、よりわかりやすい使用説明書をお客様に届けたいです。

2021年夏 (試験日:2021年7月18日)


宮崎 貴史さん (3級 テクニカルライティング試験[TW] 合格)
株式会社島津製作所
分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部 MSビジネスユニット

製品の取扱説明書を作成するにあたり、テクニカルライティング技術の必要性を感じたため、3級テクニカルライティング試験を受験しました。受験に際しては、『日本語スタイルガイド』を一通り読み込んで、基本的な知識を習得しました。また、日々の業務においても『日本語スタイルガイド』の該当箇所を見返し、正しい文法や表現を確認するように心がけました。
本試験を受験したことで、基本的なテクニカルライティング技術を身に付けることができました。これを単なる知識で終わらせるのではなく、実務にいかせるように引き続き精進していきたいと思います。

2021年冬 (試験日:2021年2月14日)


制作部の方 (3級 テクニカルライティング試験[TW] 合格)
有限会社デジックス・システムズ
制作部

現在、取扱説明書の制作に携わっており、もっと読み手にわかりやすく伝えるにはどうしたら良いのかを考えるようになりました。その中で文法や用語の表記ルールを身につけたいと思い、3級テクニカルライティング試験を受験しました。
受験にあたり「日本語スタイルガイド」を何度も読み返し、文例を覚え、巻末の問題と受験対策セミナーの問題を繰り返し解くことで理解を深めました。
今回3級に合格できたことは大変嬉しく、自信に繋がっていると感じます。
学んだ知識をこれからの業務で活かし、読み手に伝わるわかりやすい取扱説明書の制作に取り組んでいきたいと思います。


鵜飼 育子さん (2級 使用情報制作ディレクション試験[DR] 合格)
受験動機は、マニュアル作成担当になって学習の必要性を感じたからです。
しばらく行き当たりばったりでやっていてゴールが見えず、勉強の必要を感じていたところ、TC協会の存在を知り、参考書を取り寄せました。
試しに3級TWを受験したら合格したため、更に目先の課題である作業標準化や体系化の学習を進めたいと思い、2級DRの受験を頭に置いて参考書を読むようにしました。

受験に際し、特に有用だったのは、直前セミナー参加です。
過去問等に触れながら解説を聞くことができたおかげで、学習の方針を立てることができました。

今後は学習内容を生かして、作業品質およびマニュアル品質のレベルアップをはかっていきます。


宮野 恭子さん (2級 使用情報制作実務試験[MP] 合格)
株式会社PFU
テクノロジーズセンター コミュニケーションテクノロジーズ統括部

使用説明のディレクション業務に携わっています。DR合格後、制作業務の知識更新や技術向上を目指して2回受験しましたが、残念ながら不合格でした。
今回こそという気持ちで、受験対策セミナーの問題やテキストの巻末にある練習問題に、3回ずつ取り組みました。間違えた問題や苦手な分野は、用語解説も含めてテキストの該当箇所を読み込み、理解を深めました。また、テキストで気になったテーマについてWebで最新動向を確認したことも、知識の深堀りに役立ったように思います。
今後は、本検定で得た知識をベースに「伝わるマニュアル」を利用者に提供できるよう、取り組んでいきます。

2020年冬 (試験日:2020年2月23日)


尾崎 爽空さん (3級 テクニカルライティング試験[TW] 合格)
PFUテクニカルコミュニケーションズ株式会社
ドキュメント開発事業部
マニュアル開発に携わって1年目です。マニュアル開発の土台となるテクニカルライティング技術を確実に身につけたいと思い、受験しました。
受験にあたってはテキストを何度も読み返し、文例を覚えることを意識しました。また、テキストの巻末にある練習問題や受験対策セミナーの問題にも取り組みました。間違えた問題は、テキストの該当箇所を読みながら解き直すことで理解を深めました。3級の資格を持つ社員の方に業務で作成した文章の添削をしていただいたことも、合格するための大きな力になったと思います。
今回学んだ知識をこれからの業務で活用し、読み手に伝わるわかりやすいマニュアルの開発に取り組んでいきます。


森澤 千尋さん (3級 テクニカルライティング試験[TW] 合格)
SCSK株式会社
DX技術開発センター manaBrainビジネス推進部

現在、自然言語処理AIを活用したサービス提供に携わっております。自然言語処理技術の理解には文法知識が必須であり、説明資料やマニュアルなどの技術文書の作成にはテクニカルライティング知識が有用であると考え、受験しました。
受験にあたっては『日本語スタイルガイド』を通読し、巻末の問題と受験対策セミナーの問題で理解を深めました。文法は学校で習いますが、ビジネス文書として仕上げる技術を体系的に学ぶ機会はなかったため、受験だけでなく実務にも役立つ知識が得られました。 ビジネスの場ではメールや議事録などあらゆる場面で文書を作成するため、今後も「わかりやすさ」を追求し、日々の業務に活かしたいと思います。

久保田洋志さん


久保田 洋志さん (3級 テクニカルライティング試験[TW] 合格)
日置電機株式会社
イノベーションセンター 設計業務課 マニュアルデザイングループ

私は1年半前から現在の部署で取説や技報を制作しています。もともとは商品企画や開発に携わるエンジニアで、活字が嫌いな私にはハードルが高い業務です。そこで、マイルストーンをTW3級の合格に設定し、テクニカルライティング技術を学ぶことにしました。
制作チームには日本語のスペシャリストが多く、業務では彼らのドキュメント制作のプロセスからライティング技術を学びました。終業後は自社のカフェで『日本語スタイルガイド』を読み、要点と参照ページをノートに記しました。今ではそのノートを『日本語スタイルガイド』の「早見表」として使っています。今回学んだ知識を、わかりやすく読みやすい取説と技報の制作に役立てていきます。


岡本 広人さん (2級 使用情報制作実務試験[MP] 合格)
株式会社SCREENクリエイティブコミュニケーションズ
ドキュメント部 ドキュメントグループ

以前に一度、2級MP試験を受験した時は、残念ながら不合格でした。
今回は、その反省を踏まえ、まず、テキストをしっかりと読み込みました。あと、受験対策セミナーの問題を、試験までに3回ほど解いてみて、試験問題に慣れるようにしました。試験問題を繰り返し解くと、自分の苦手な部分が見えてきたので、試験直前に苦手分野への対応を集中的に実施してから、試験に臨みました。
2級MP試験を受験したことは、マニュアル制作を長く続けていて、つい忘れてしまっている事柄を、改めて見直す良い機会になりました。また、後進の指導をされる立場の方にとっては、結構役に立つ内容だと思いますので、ぜひ受験されることをお勧めします。