ジャパンマニュアルアワードとは
ジャパンマニュアルアワードは日本で唯一のトリセツのアワードです
「ジャパンマニュアルアワード」は一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会が主催する、使用情報*1を評価・表彰するための日本で唯一のイベントです。
「使い方をわかりやすく伝えたい」という、マニュアル制作に携わる人々の思いがこのジャパンマニュアルアワードを支えています。
イベントの趣旨と結果は近年、中国や韓国などのアジア諸国はもちろん、ドイツやアメリカといった欧米諸国でも注目されています。TC 協会ではイベントの開催を通じて、マニュアルの制作技術と品質を向上し、安全でわかりやすい製品の使い方をユーザーに提供することを目指しています。
*1:使用情報とは、さまざまな製品やサービスを対象として、その活用方法や安全な使用のために提供される文書や情報を意味している。
■イベントの流れ
1.マニュアル制作者から募集の受付
2.審査
・1次審査 審査委員による個人審査
・2次審査 審査委員による集合審査
・学生審査 学生による審査
・3次審査 有識者による審査 各賞・マニュアル オブ ザ イヤーノミネート作品の選定
・最終審査 有識者によるマニュアル オブ ザ イヤーの選考
3.結果発表・表彰
8月末のCDシンポジウムで発表 3次審査で決まった入賞作品
10月初旬のTCシンポジウムで表彰と入賞作品の展示
■審査の対象
「開催年の5 月時点で販売されている商品(製品または特定のサービス)に関する日本語のマニュアル」を対象にします。製品と同時に提供されるすべてのマニュアルが審査対象になります。
すべてのマニュアルを応募することが難しい場合は、部分的な応募でも対応いたします。
販売開始時期は問いません。例えば10 年前に販売開始した製品でも構いません。
日本語であれば、制作および印刷した国や地域は問いません。
過去に応募したマニュアルは除きます。
対象媒体
・紙マニュアル(冊子、シート)
・PCやスマートデバイスなどの画面で見るマニュアル(HTML、PDF、動画)
・製品組込マニュアル
使用説明としてユーザーに提供されている動画は対象
・QRコードで誘導して見せる動画
チュートリアルも対象です。条件は以下の通りです。
• 特定の製品またはサービスを対象としていること。
• 指導者の存在を前提としない、自己学習用を対象とする。
指導者などによる説明を前提としているものは「教科書」であり、対象外とします。
■表彰
マニュアル オブ ザ イヤー
マニュアル オブ ザ イヤー ノミネート賞
優秀賞
特別賞
企画賞
学生賞
■メリットは
●受賞によるマニュアル制作業務の社内評価や認知度の向上が期待できます。
●マニュアルの外部評価として活用。
社外の客観的な視点による評価が得られ、改善に結びつけられます。
■受賞をPRする JMAロゴの利用
ジャパンマニュアルアワードで入賞すると、「JMA」ロゴをご利用いただけます。 「JMA」ロゴは、入賞作品(マニュアル)はもちろん、該当製品のカタログ、ウェブサイトなどメディアを問わずに表示できますので、「使い方がわかりやすい!」とお客様に効果的に訴求できます。
JMAロゴの利用はこちらをご覧下さい。
■マニュアルアワードの歴史
1991 : 第1 回日本マニュアルコンテスト。主催STC 東京支部。
1992.1 : 任意団体テクニカルコミュニケーター協会(TC 協会)設立。
1997 : 日本マニュアルコンテストTC 協会とSTC 東京支部の共同開催になる。
2000 : 日本マニュアルコンテスト、TC 協会の単独主催になる。
2012.8 : 使用説明の国際規格IEC 82079-1、ISO およびIEC から発行。
2014 : 評価基準としてIEC82079-1:2012 で規定されている記載要件を取り込む。
2014.5 : 日本マニュアルコンテスト2014 から経済産業省の後援認定行事となる。
2015.4 : 日本マニュアルコンテスト2015 から消費者庁および国民生活センターの後援認定行事となる。
2019.2 : 名称をジャパンマニュアルアワードに一新。
2019.5 : 使用情報の国際規格 IEC/IEEE 82079-1 Edition2.0:2019 がISO、IEC およびIEEE から発行。
2022.10:過去の受賞作品(1999 年~ 2019 年)をTC シンポジウム2022 京都開催で展示。
2023.10:「あなたのマニュアルオブザイヤーはどれ?」(2012 年~ 2022 年のMOY 候補
作品31 点が対象)の名称でTC シンポジウム2023 京都開催で投票イベントを実施。