使用情報の作成に携わる人々だけでなく、実用文の作成に役立つ日本語の文章表現技術を高めたいすべての方々を対象とする試験です。
営業やエンジニアなど文書を仕事の対象としてなくても、文書は作成します。仕事で扱うすべての文書は、必ず誰かに向けて発信されるものです。しかし、文法や文の知識だけでは文書は作成できません。何のために、何を、どう説明するか、もう一度日本語を見直し、伝わる文書力を磨きましょう。

● 3級テクニカルライティング試験[TW]の出題形式について

『日本語スタイルガイド』掲載の『総合的例題(多岐選択問題)』は『記述問題』として、出題形式を変更しました。
記述問題の例題は、下記からダウンロードできます。

記述問題の例題(2024年7月訂正)

想定する受験対象者

TC技術検定3級 テクニカルライティング試験[TW]は、次のような人々を受験者として想定しています。

  • 日本語の文章表現技術を高めたい方
  • テクニカルライティングやテクニカルコミュニケーション技術を生かす仕事に就きたい方
  • テクニカルコミュニケーション技術に関心や興味が ある方
  • テクニカルコミュニケーション技術を学習したい方
  • テクニカルライター
  • 翻訳者
  • 使用情報の制作ディレクター
  • デザイナー、編集者、テクニカルイラストレーター
  • ユーザーインターフェイスの設計者・開発者
  • 製品の設計に関わるエンジニア
  • 日本語の伝達技術に関する研究者、教授者

3級 テクニカルライティング試験[TW]で問われる技術水準

技術水準

日本語の表記、文法、用字・用語を含む日本語スタイルガイドやライティング技術の理解度および到達度を問う。加えて、ライティング技術を深めるために必要なテクニカルライティング技術の要点(対象理解とコンテキストの組み立て、推敲とリライト、読み手を考えたライティング技術)、テクニカルコミュニケーション技術の基礎(表現設計、構造化、制作ツール、コンプライアンスなど)が試験範囲に含まれる。

到達目標

試験は、テクニカルライティングを学習した方で、使用情報などの制作実務経験を持たなくても受験できるように設計されている。ビジネスや生活で情報を伝えるとき、エンジニアリングドキュメント、手順書、提案書、レポート、小論文などを書くとき、読みやすく、誤解されない正確な文章になることを目標としている。

技術要素の区分内容
  1. 文書(情報)作成における説明技術
    ・ さまざまな実用文とテクニカルライティング
    ・ 日本語スタイルガイドとテクニカルライティング技術
    ・ 文書や情報として仕上げるテクニカルコミュニケーション技術の特徴
  2. 日本語スタイルガイド
    ・ 文法、用字・用語、表記
    ・ 読みやすいライティング
    ・ 誤解されないライティング
  3. テクニカルライティング技術の要点
    ・ 対象理解に基づくコンテキストの組み立て
    ・ 読み手のことを考えたライティング
    ・ 文書(情報)の完成度を高める技術
  4. テクニカルコミュニケーション技術の基礎
    ・ 表現設計の基本
    ・ 構造化に配慮した文書(情報)の設計
    ・ 作業効率を高めるツールの知識
    ・ コンプライアンス

受験料(税込)

法人会員・個人会員 11,000円
非会員 16,720円
学生 11,000円
※個人会員の受験は、本人に限ります。
※学生は、個人会員と同額で受験できます。学生証など学生であることを証明する書類のコピーをお送りください。
※主催者側の都合で試験実施が中止となった場合を除き、受講料は返還しません。