TCシンポジウム2017 概要

● テーマ: TC のチカラで高める、日本のプレゼンス!~いま問われる“高生産性社会” とは~
● 東京開催: 2017 年8 月23 日・8 月24 日、東京学芸大学にて。890名(57セッションに延べ聴講者数2,290名)
京都開催: 2017 年10 月4 日~ 6 日、京都リサーチパークにて。680 名(49 セッションに延べ聴講者数1,850 名)
● 幹事会社: アズビル株式会社
● 関西実行委員会議長会社:株式会社堀場製作所
● 東京開催基調講演:
いかに速く、わかりやすく書くか~「プロ」としての心得~(講演:ブックライター/ ライター/ 作家 上阪 徹氏)
● 京都開催基調講演:
技術がひらくCPS/IoT 社会におけるコミュニケーション(講演:電気通信大学教授 新 誠一氏)
第29回目の開催となるTCシンポジウム2017では、東西合計関係者込み参加者数は1,570名(合計延べ聴講者数4,140名)。昨年の1,470名を上回る関係者が集いました。
東京開催の翌日に開催された創設25周年記念イベントにも90名の参加がありました。関西開催では2011年の東日本大震災による影響で変則開催した年を除き、2番目の開催規模で終えることができました。
ICT に代表されるテクノロジーの変化、顧客ニーズの多様化やグローバル化といった市場の変化に対して、われわれテクニカルコミュニケーターに求められるスキルや役割は何か?という観点で今年のシンポジウムは進めてきました。
今年のTC シンポジウムのテーマに「TC のチカラで高める、日本のプレゼンス!」を掲げました。東京・京都開催ともに、「TC のチカラ」、「プレゼンス」といった新たな分類も加え、テーマに直結する興味深いセッションを企画できました。また「いま問われる"高生産性社会" とは?」というサ
ブテーマに沿った活発な議論が展開されました。
展示会と商品紹介セッションにも多数の見学者や聴講者がおり、イベント全体として活気がありました。
東京開催、京都開催ともに交流会には例年を大きく上回る参加者が集い、歓談や交流の場として熱気溢れる場となりました。


●インターミッション
東京開催の翌日の8月25日には、TC協会創設25周年記念イベント「AI&ICT活用に挑む!」をテーマに4セッションを開催しました。メインセションは、AI技術~今、私たちが知っておくべきこと、考えるべきこと~をタイトルに議論を深めました。AI技術の専門家に登壇いただき、Deep Learning
とは何か、AIに何ができるのかの事例が紹介されました。参加者の多くは、企業が発信する情報の作成、配信、その品質と効果の検証に関わる方々でした。
TC協会が保管している1999年以降に優秀賞以上を受賞した148作品の取扱説明書を展示する「日本の取扱説明書20年」を25日限定特別展示として開催しました。時代を彩ったBtoC向け製品や、知る人ぞ知るBtoB向け製品などが年代別に並んだ展示に多くの方が来場されていました。
「TC Innovation Award 2017」はTC協会が主催する新規イベントで、大胆な改革に取り組むプロセスを評価する新しいAwardです。2017年はトライアルイベントとして、京都リサーチパーク(2017年10月4日)で表彰式のみ行いました。参加企業は6社で7テーマが受賞しました。

2017基調講演の様子【東京開催】

▲基調講演の様子【東京開催】

2017日本の取扱説明書 20 年の展示風景【創設 25 周年記念イベント】

▲日本の取扱説明書 20 年の展示風景【創設 25 周年記念イベント】

TCシンポジウム2017 詳細(工事中)