TCシンポジウム2014 概要

● テーマ: TC が起こすイノベーション デザイン・シンキング
● 東京開催: 2014 年8 月26 日・8 月27 日、工学院大学にて。参加者:910 名
京都開催: 2014 年10 月15 日~ 17 日、京都リサーチパークにて。参加者:580 名
● 幹事会社: 株式会社島津製作所
● 東京代表: 株式会社富士通ラーニングメディア
● 東京開催基調講演:
デザイン・シンキングによりTC が起こすイノベーション
(講演:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授 奥出 直人氏)
● 京都開催基調講演:
お米の価値観を変えるイノベーションとは?
(講演:株式会社八代目儀兵衛 代表取締役社長 橋本隆志氏)
第26回目の開催となるTCシンポジウム2014では、京都開催において2012年の690名に次ぐ規模となる580名が参加。会場は、熱気に包まれていました。
メインテーマは「TCが起こすイノベーション」、サブテーマは“デザイン・シンキング(Design Thinking)”でした。テーマに合せた基調パネルディスカッションを東京開催および京都開催で違う登壇者で実施しました。また、パネルディスカッションでは、最新技術、グローバル化、国際規格、機械翻訳、TC業界の人材育成、Web活用やマルチデバイス対応をキーワードにしたセッションに、多彩な登壇者が新しい視点や取り組みを試みました。これらセッションに多くの参加者が参加されました。
2014年の特徴は、Web関連企画や動画を話題にするセッションに多数の聴講者が集まったことです。また、機械翻訳をテーマとするセッションにもたくさんの参加者がありました。新しい取り組みの【基本確認シリーズ】と題したDTP 、PDFの基礎知識やマニュアル制作ディレクション技法に大勢の参加者があったことは、業界全体で世代交代が進んでいることをあらためて実感しました。
東京開催の展示会と商品紹介セッションにも多数の見学者や聴講者がおり、イベント全体として活気がありました。交流会にも東京開催、関西開催ともに多数の参加がありました。歓談や交流の場として、たいへん熱気に溢れる交流会となり、大成功でした。


インターミッション
2014年のマニュアル オブ ザ イヤーを受賞されたYKK AP株式会社様が、第8回製品安全対策優良企業表彰で最高賞の経済産業大臣賞を受賞されました。受賞ポイントの1つとして「生活者の視点で、窓・ドア等の掃除やお手入れ作業のリスクを数値化・分類し、製品を正常な状態で使用するためのメンテナンス・お手入れ等の生活者向けガイドブックを作成・配布している。」との記述があり、2014年度のマニュアルオブ ザ イヤー(MOY)を受賞したガイドブックが評価されたことが記載されていました。奇しくもマニュアル オブ ザ イヤーの受賞の理由と同じです。時代のニーズに合ったマニュ
アルとしてMOY受賞作が高く評価されたことおよびマニュアルの重要性がクローズアップされたことは喜ばしいことです。

TCシンポジウム2014 詳細(工事中)