CD23 【特別セッション】取説以外に生かすテクニカルコミュニケーション技法(2024.9.2更新)
セッション時間 8月28日(水)14:30-17:00
当日は、zoomのウェビナー形式で実施いたします。
対象とする聴講者
テクニカルコミュニケーション技法に興味のある方
取説以外でもテクニカルコミュニケーションを役立てようと考えている方
新たにテクニカルコミュニケーターになった(なる)方
セッションの企画意図と概要
これまで取扱説明書と呼ばれる紙やPDFのパッケージ形態で届けていた製品・サポート情報を、これからは顧客や利用者の利用形態や製品のライフサイクルに沿った形態に変容させていくことが求められています。これを奨励する法令、変容の拠り所となる国際規格も整いだしています。しだいにテクニカルコミュニケーターが担う業務領域も変わり、取扱説明書を作らないテクニカルコミュニケーターが増えていくことでしょう。
このセッションでは、テクニカルコミュニケーターの新たな職域に役立てることを目的に、取扱説明書の作成を前提としない、リデザインされたコミュニケーション技法を紹介します。
ベテランの方々には視点転換の機会として、新たにテクニカルコミュニケーターになった(なる)方々には、リデザテンされたテクニカルコミュニケーション技法を学ぶ場としてご活用ください。
リデザインされたコミュニケーション技法とは:
取扱説明書の企画、制作、品質管理に適用することを前提に知識化と構造化が成されてきた取扱説明書視点のテクニカルコミュニケーション技法をリスペクトしつつ、新たな社会需要に適応できるよう、JTCAが事務局を担うテクニカルコミュニケーション・リデザイン学術研究会、大阪大学大学院、京都大学大学院において機会を提供いただき、リデザインし鍛錬してきたコミュニケーション技法です。
講義の内容
以下を予定しています。
- リデザインの背景 (広がるテクニカルコミュニケーターの活動領域)
- つたえる技法 (製品の提供価値を可視化し、顧客や利用者に届ける技法)
- つかう技法 (理解と認知の仕組みに基づき、情報の有用性を高めるための技法)
- つくる技法 (工学的プロセスに基づく品質管理のための技法)
定員
30名
当日の資料
お申込みされた皆様には、ダウンロード用のパスワードを別途メールにてお知らせいたします。
なお、パスワードの共有はご遠慮ください。
誤字訂正版を2024.9.2に更新しています。
講師
黒田 聡 大阪大学大学院工学研究科招へい准教授/(一財)テクニカルコミュニケーター協会
プロフィール
一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会評議員。
大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻招へい准教授、 ⼤阪⼤学⼤学院医学系研究科招へい教員/招へい研究員、京都⼤学⼤学院医学研究科⾮常勤講師。株式会社情報システムエンジニアリング代表取締役社長。
テクニカルコミュニケーションリデザイン研究会、ヘルスコミュニケーション関連学会機構、日本臨床知識学会、日本家族看護学会、日本薬剤疫学会、センサーネットワーク研究会、法と経営会員の会員として様々な場と対象におけるコミュニケーション技法の研鑽に努め続けている。著書多数(すべて共著)、特許多数(日米中独)。
企画担当
小野 友嗣 リコークリエイティブサービス(株)