CD11 【トークセッション】身体知 ー支配されない身体 自由な表現とはー (2024.8.26更新)

セッション時間 8月28日(水)15:30-17:00

対象とする聴講者

新しい伝え方について考えてみたい方
マニュアル企画者
マニュアル制作者

セッションの企画意図と概要

さまざまな知は言語と身体を通して伝えられていきます。
しかし私たちの思考伝達の中で、身体性は希薄になりがちです。

また、伝えたいことやメッセージは一方向に伝達するだけではなく、受け手から送り手への感想や質問などのリアクションにより、その価値を高めていきます。そしてそのリアクションは受け手の環境や経験によって様々です。

本トークセッション前半では、身体知についていち早く大学の授業に取り入れた慶応義塾大学の横山千晶教授をお呼びし、慶應大学で考えられている身体知について今年も2024年8月12日(月)~8月17日(土)に慶應大学で行われた授業の例を紹介しながらご説明いただきます。さて、授業はシラバス通りに進んだのでしょうか?

セッションの後半では、路上生活経験者の方々へダンスを教えるという活動をされているアオキ裕キさんをお呼びして表現の伝え方についてお話しいただきます。

太陽を飲む
沈殿する背
熱を吸い込んだ口

と聞いてあなたはどのような動きを思い浮かべますか?

これらは今回のパネリストであるアオキさんがダンスを伝えるときに使う言葉です。

ダンス経験がない人たちが、これらの言葉から自分のこれまでの経験を基にイマジネーションを膨らませ、音に合わせて体を動かし、ひとつの作品を作るまでの過程を追っていきます。

また、ちょっとしたクイズもやります。
パネリストとモデレーターが体を動かしますので、アオキさんが何という言葉を投げかけたのか当ててみてください。私たちマニュアル制作者が普段触れることのない言葉が、動作から伝わるのでしょうか?

また、画面の向こうのあなたにもアオキさんから言葉を投げかけてもらいます。
あなたもちょっと体を動かしてみましょう。できればそのリアクションをその場にいる人たちへも共有してください。

身体知について知り、身体を通して伝えられること触れることで、言語 ‐ 非言語、視覚 ‐ 非視覚、場と時間の共有、などの観点から今回のCDシンポジウムのテーマである「伝える」ということへの可能性について一緒に考えてみませんか?

当日の資料

お申込みされた皆様には、ダウンロード用のパスワードを別途メールにてお知らせいたします。
なお、パスワードの共有はご遠慮ください。

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モデレーター

松尾 百紀  リコークリエイティブサービス(株)

スピーカー

アオキ 裕キ  任意団体アオキカク
横山 千晶  慶應義塾大学 法学部 教授

企画担当

磯部 光浩  リコークリエイティブサービス(株)