新編 FrameMakerによるトリセツのつくりかた
~作り手と読み手の世代交代に備えるFrameMaker講座 HTML生成編~

 TC 協会では、人材育成支援活動の一環として、制作ツールを提供している会員企業様と連携して製品・サポート
情報関連文書に特化した制作環境とその運用技術に関する学習機会を提供しています。今回はアドビ株式会社などに
ご協力をいただき、表題の講習会を開催します。
 世代交代が進む製品・サポート情報の制作現場では、紙媒体(PDF を含む)を制作する経験を経ることなく、デジ
タル媒体の制作に携わる方が増えています。技能を伝える側と伝えられる側の経験の違いを考慮した技能伝承が求め
られています。本講座はこのような背景に基づき企画しています。

セミナー詳細

セミナー骨子】
 作成する情報の中核にはデジタル媒体を据えつつも紙媒体向け制作技能も合わせて伝えるべく、講座内容と受講者
への伝え方を刷新した本シリーズ講座の2回目は、FrameMaker からのHTML 生成を深堀りします。過去の本セミ
ナーで取り上げてきたResponsive HTML5 用公開機能でできることを基本事項として踏まえつつ、詳細には扱ってこ
なかったスタイルマッピング機能とCSS 編集機能を詳細に解説します。また、指定するCSS が適用される優先順位に
ついて、指定場所の違いとともに解説します。
 読み手側でもデジタル媒体を前提とする情報利活用が定着しています。私たちテクニカルコミュニケーターは、読
み手目線に寄り添って、紙媒体ありきで作られてきた情報の構造と届け方をデジタル媒体に即したものに変更してい
く必要があります。一方で、提供媒体の多様化に対応しつつも、法令や規格要求やリスクアセスメントの結果に即し
てPDF の作成は継続することがあります。新しい知識と伝統的知識の必要性が制作現場には共存しています。
 デジタル媒体の制作に携わっている方々には、PDF とのシングルソースを実現する技法を学ぶ機会としてご利用い
ただけるように解説します。また、FrameMaker で本格的なデジタル媒体向け情報を作成したことがない方、ご使用
の経験が少ない方にもFrameMaker の公開機能の特徴を生かした使い方を理解いただけるように丁寧に解説します。
紙媒体(PDF を含む)の制作に取り組んでいる方々もぜひこの機会をご活用ください。
 
 本講座はZoom オンラインライブ配信での開催となります。配布資料は開催前日までにTC 協会から電子データを
配布させていただきます。

■第1部 HTML 生成から考える Adobe Technical Communication 製品の位置づけ
 ・オンライン情報配信におけるHTML の特徴と利点
 ・HTML 生成から見たAdobe FrameMaker、Adobe RoboHelp、Adobe Experience Manager Guides それぞれの
  位置づけ
 ・各ツールについて
  - 共通の長所
  - 固有の長所
  - 運用・導入における留意点
  - PDF の生成
 (質問入力兼休憩 5 分程度)
■第2部 FrameMaker 単体でできる用例紹介
 ・出力できるResponsive HTML5 のイメージ
 ・レイアウトの再現性
 ・PDF とのシングルソース
■第3部 FrameMaker からのHTML 生成(初期設定)
 ・パブリッシングの設定
 ・スタイルマッピング
 ・相互参照
 ・画像設定
 ・一般設定
 ・PDF とのシングルソース(実現のために必要な設定)
 (質問入力兼休憩 10 分程度)
■第4部 FrameMaker からのHTML 生成(応用設定)
 ・パブリッシングの設定
 ・スタイルマッピング
 ・相互参照
 ・画像設定
 ・一般設定
 ・PDF とのシングルソース(PDF 生成との共存)
 (質問入力兼休憩 5 分程度)
■第5部 FrameMaker でできるCSS 編集
 ・段落スタイル用のCSS 編集機能
 ・文字スタイル用のCSS 編集機能
 ・複数指定できるCSS の適用優先順位
 ・PDF とのシングルソース(紙媒体レイアウトとの共存)
 (質問入力兼休憩 5 分程度)
■第6 部 PDF に関する基本情報の再確認と質疑応答
 ・PDF に関する基本情報の再確認
  - 閲覧する側
  - 生成する側
 ・FrameMaker に対する質問
 ・セッション内容に関する質問など (質問入力兼休憩 5 分程度)
* 本セッションの内容およびFrameMaker に関して確認したい事柄がございましたら申込書の「質問事項欄」にご
記入ください。

【企画協力】
 アドビ株式会社、株式会社情報システムエンジニアリング

【対象者】
 ・新しいビジネスツールとしてのコンテンツ利用に興味を抱く方々
 ・テクニカルコミュニケーション業務のアウトカムの質的転換に興味を抱く方々
 ・製品サポート情報プロジェクトマネージャー
 ・マニュアル制作担当者、部門責任者
 ・デジタルアセットの活用に興味を抱く方々
【主催】
 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会

【司会・講師】
 黒田 聡 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 評議員/
 製品・サポート情報における解析取り組み実務技術研究会 主査

【講師】
 仁村 一利 アドビ株式会社
 若山 陽介 株式会社情報システムエンジニアリング

【日時/ アクセス方法】
 2024 年 12 月 5 日(木) 13 時 30 分 ~ 16 時 30 分「 Zoom ウェビナー」形式にて実施します。
 資料および Zoom ウェビナー用の URL は申し込まれた方に事前に配信します。
 ※アクセス可能時間:10 分前の 13 時 20 分から指定された URL にアクセス可能

【受講料】
 事前登録必要、参加料金:無料  定員( 100 名) になり次第締切。

【参加お申し込み方法
 参加申し込みフォームに必要事項をご入力の上お申し込みください。
 お申し込み後、受付したことをお知らせするメールが自動送信されます

  参加申し込みフォーム

【主催・お問い合せ先】
 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 事務局
 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-34-2 第一後藤ビル101 号室
 TEL 03-3368-4607  e-mail:tc-info@list.jtca.org