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TCシンポジウム2015プログラム詳細

協会発表【京都開催】

タイトル

協01 ヨーロッパの機械翻訳(MT)最新事情
協02 機械災害撲滅に向けた「機械包括安全指針」とは
協03 CCMS の効率に関する測定規準
協04 タスクベース英語学習を目的とした 創造的制作環境におけるデザイン教育
協05 カタカナ表記ガイドライン第3 版の発行報告

詳細

※協会発表02の発表者が変わりました。

協01 ヨーロッパの機械翻訳(MT)最新事情
内容

ヨーロッパでは、21 世紀に入って以来、機械翻訳(MT) に対する見方が大きく変わった。今やMTは多くの人々から実用的なツールとして認識されている。事実、ヨーロッパでは翻訳プロジェクトの50% 以上でMT が使われている。
従来のルールベースの言語学的なアプローチではなく、データを使った統計的アプローチによってより良い言語モデルが確立され、それなりの成果が得られるようになったからである。いわゆる「モーゼス」という統計的(S)MT だ。ユーザーの翻訳メモリーやコーパスを活用して簡単に翻訳エンジンがつくれるようになった。これにより、ヨーロッパではこれまでの翻訳業界と異なる新しい翻訳産業が誕生した。この新規参入のSMT 開発ベンダーは、言語ペアやクライ アントの用語をもとに翻訳エンジンを早くて安い価格で提供できる。
この発表では、MT 適用の成功例や成長していくMT サービスなどを紹介する。また、ヨーロッパやEU の財政支援プロジェクトで試されている新たなCAT ツールやThot フレーズベースSMTといったいくつかの戦略を紹介する。最後にQ&A を設け、最新のSMT やそのハイブリッドシステム、それらがどう連携して動くのか、そして、パンゼアニックの翻訳エンジンPangeaMT などをお話しする。

▲日英同時通訳あり▲

発表者 Manuel Herranz Pangeanic

協02 機械災害撲滅に向けた「機械包括安全指針」とは
内容

機械による労働災害(死傷)は、労働安全衛生法が施行された1972 年当時、100,000 人/年以上だった。2006 年の労働災害(死傷)は35,000 人/年にまで減少した。しかし、1999 年~ 2006 年の8年間では、9,000 人程度しか減少していない。そこで、欧州では当たり前になっていて、実効も上がっている機械安全の考え方を国内にも取り入れて、さらなる労働災害防止を図る目的で、厚生労働省は「機械の包括的な安全基準に関する指針(以下、「機械包括安全指針」という)を2001 年に公表した。現在の「機械包括安全指針」は2006 年に施行された改正労働安全衛生法および国内外の最新の機械安全関連規格も整合させて2007 年に改正され、法的な位置付けも明確にした。この指針の中で強調されているのが機械製造者等による機械のリスクアセスメントの実施とそれに基づく低減措置(保護方策)の実施である。さらに残留リスクに関する情報を「残留リスク一覧・残留リスクマップ」の形で作成し使用上の情報として機械使用者に提供する必要がある。つまり、機械製造者側には、設計製造する機械について、すべてのライフサイクルにおけるすべてのリスクを見積もり・評価し、その結果に基づき4 つのレベルの保護方策を検討、実施し、適切なレベルまでリスクを低減した上で、ユーザーに提供することが求められている。
1.本質的安全設計方策
2.安全防護
3.付加保護方策
4.使用上の情報の提供
このセッションでは、テクニカルコミュニケーターに求められるリスクアセスメントの考え方を、専門家が事例を交えて解説する。

発表者 平沼 栄浩 セーフティプラス(株) ISO/IEC 17020 公認検査機関

協03 マニュアル制作上の義務について!電気機器に関する新たな EU指令
内容

REx( レポートエクスチェンジ)手法を活用して、コンテンツの再利用の効率性を測定するための手法を紹介する。様々な主要指標を導き出すために、CCMS(コンテンツマネジメントシステム)の測定に関する典型的な成果について説明する。
REx の分析論は、コンテンツマネジメント環境におけるオーサリング工程の継続的改善のためのシステマティックなアプローチとして捉えることができる。

▲日英同時通訳あり▲

発表者 Prof. Dr. Wolfgang Ziegler Karlsruhe University of Applied Sciences

協04 タスクベース英語学習を目的とした 創造的制作環境におけるデザイン教育
内容

タスクベース(課題を中心とする)言語学習 (TBLL) の教育学的アプローチは、非ネイティブ環境における第二又は外国言語へのアプローチ手法に変化をもたらした。しかしながら、現在のTBLL文献はほぼ全て、画面上でのインタラクションや紙上での作業を基本としたオンラインの課題に焦点を当てている。現在あるアプローチに加え、本研究ではさらに3D スキャニングとプリンティングの導入を提案した。そして推奨的及び実行可能な報告書の作成、製品デザイン作成、提案書及びデジタルストーリーテリング課題等に関連する技術的ライティングプロジェクトと合わせた物理的作業(例、オンラインの物理的LEGO プロジェクト)を授業の課題として提案した。本稿では、コンピューターサイエンス大学の学部プログラムの一部である技術的ライティングとコミュ ニケーションの5 つの選択コースについて検討する。同コースは、ワールドワイドウェブ、e コマース、情報デザイン、3D プリントやレゴデザイン向けのライティングとデザインを含んでいる。文献によれば、このようなアクティブな学習フレームワークは学習者の取り組み方、モチベーション、クラス内のプロジェクトベースのチームワークならびに言語学習の成果に好影響をもたらしている。

※英語での発表になります。配 布資料については日本語で用 意いたします。

発表者 Prof. Dr. Debopriyo Roy 会津大学

協05 カタカナ表記ガイドライン第3 版の発行報告
内容

TC 協会では「コンピューター/コンピュータ」など、外来語表記における長音の揺らぎをはじめとしたカタカナ表記をテーマに、2000 年からWG を設置し検討を進めてきた。2004 年に『外来語(カタカナ)表記ガイドライン 長音符号編』、2008 年に『外来語(カタカナ)表記ガイドライン 第2 版』を発行し、このたび、第3 版を発行することになった。第3 版では、第2 版で「今後の課題」としていた項目と、新たに浮上してきた課題を検討し、次の通りにガイドラインをまとめた。
・ カタカナでの長音表記
・ アイウエオの大小
・ 原音が「V」音の語句の表記
・ 「ティ」、「デ」および「ディ」の使い方
・ 表記が「ia」で発音がの場合
・ 語頭の「re」「pre」の表記
本発表ではその改訂検討の報告を行う。

発表者 細田 達幸 パナソニック(株) カタカナ表記ガイドライン改訂WG 主査

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