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TCシンポジウム2011プログラム詳細

tcworld

タイトル

※日英逐次通訳があります。

01 Webサイトのローカリゼーション
鉄鋼業のケーススタディ
02 CMSとInDesignの連携活用
03 国内の翻訳レビューの効率化
スピードアップを目指して
04 欧州市場における技術文書
「お客様は神様」から「お客様は王様」へ
05 技術翻訳の日欧間格差を解消する
06 SDL Trados Studio 2011
2009からどのように進化したか
07 統一されたターミノロジーの実現
フォルクスワーゲン社の場合
08 ソーシャルネットワーキング
ドキュメント制作と翻訳の新たな潮流
09 機械翻訳のポスト・エディティング
言語学の挑戦
10 WordとXMLのギャップを埋める
11 執筆者に求められる言語技術とは?
一貫性のあるテキストを効率的に作成するために
12 オンライン翻訳ツール
Odomasyの事例紹介(都合により、発表時間は30分となります)

tcworld詳細

01
技術発表
Webサイトのローカリゼーション
鉄鋼業のケーススタディ
内容

退屈で、活気もなく、わかりにくいWebサイトを、優れたデザインのeコマースプラットホームに変身させる試みが、鉄鋼産業で実現しました。その出発点は、従来のサイトでは、顧客が必要な情報を得られないという問題認識にありました。製品資料を読むには、PDFをダウンロードしなければならず、SEO対策も、論理的なサイト構造化も行われていなかったのです。さらに、英語による説明にはスタイルやターミノロジーの一貫性がありませんでした。
新たにDigital Marketing Managerを採用し、アランチョの提言を受け入れたことによって状況は一変しました。実施された対策をご紹介します。

企業名 アランチョ Arancho Doc Srl(イタリア)
発表者 アルフレード・スパーニャ Afredo Spagna, Sales Manager

02
ツール紹介
CMSとInDesignの連携活用
内容

InDesignは、グラフィックデザイナーやマーケティング資料の作成担当者が最もよく使うツールです。このツールを標準的なXMLワークフローに採用し、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と組み合わせることができます。それにより、タイプセッティングだけでなく、編集・レイアウト工程の効率化を実現できます。本発表では、多言語ドキュメントの制作において、CMSのひとつSiriusをInDesignと組み合わせて使用するユースケースを説明し、InDesignのレイアウト機能をXMLの作業環境においてフル活用する方法を解説します。

企業名 アコラーダ Acolada GmbH(ドイツ)
発表者 トルステン・キュプラ Torsten Kuprat

03
技術発表
国内の翻訳レビューの効率化
スピードアップを目指して
内容

ローカリゼーションのプロセスにおいては、しばしば国内の翻訳レビューおよび承認が最大のボトルネックとなります。レビュー工程では、チェック項目、レビュー結果の記入方法や翻訳結果ファイルのレビュー方法が明示されないことも珍しくありません。本発表では、ユーザーエクスペリエンスに関する共通の問題点に着目して、ライター、翻訳者、レビュー担当者の間のコミュニケーションを改善し、作業効率を高める実用的な方策について解説します。また、マーケティング視点から見た創造的翻訳(transcreation)とレビューの役割についても紹介します。

企業名 シーソフト CSOFT
発表者 マット・アーネイ Mr. Matt Arney

04
技術発表
欧州市場における技術文書
「お客様は神様」から「お客様は王様」へ
内容

日本と比較したとき、ドイツをはじめとするヨーロッパ諸国における技術文書がどのような特徴があるかを解説します。技術文書を制作する際には、読者だけが重視されるわけではありません。技術文書を効率的かつ低コストに制作するためには、制作プロセスの全体にわたって、きめ細かな配慮が必要になります。
たとえば、下記のような点に留意する必要があります。
・ ポイントを的確に伝えるライティングスタイルと 、わかりやすい翻訳
・ ターミノロジーの検討と、関連部門間の合意
・ ドイツでは「常識」となる情報は、文書に記載されないことが多い
・ 法律や規格で記載を義務づけられた安全表記のみを記載する
・ 多国語展開や改版対応のため、情報のモジュール化を進める

企業名 コグニタス Cognitas(ドイツ)
発表者 シモーヌ・ワイマー Simone Weimer
ロルフ・グレンバーグ(博士) Dr. Rolf Groenberg

05
技術発表
技術翻訳の日欧間格差を解消する
内容

「良い翻訳」の定義について、日本人の認識とヨーロッパ人の認識にはギャップが存在しています。本発表では、そのギャップがどのようなものであるのか、認識の違いを乗り越えて相互理解を深めるために何が必要なのかを解説します。

企業名 クレステック・ヨーロッパ Crestec Europe(オランダ)
発表者 ファビエンヌ Ms. Fabienne
キルヒホフ M.E. Kirchhof

06
ツール紹介
SDL Trados Studio 2011
2009からどのように進化したか
内容

SDL Trados Studio 2011は、従来のStudioソフトウェアに、翻訳スピードと効率を高め、翻訳品質の一貫性を強化する機能改善を取り入れています。
新開発のPerfectMatch機能と、Wordベースのレガシー・バイリンガル・ファイルに対するフィルタリング機能を組み合わせることで、総合力が強化されています。
Studioでも、MS Wordでも、変更追跡機能を備えたレビューが強化され、MS Wordのスペルチェック機能も、新たなディスプレー・フィルターによって強化されています。
操作感は従来どおり、TMやバイリンガル・ファイルの操作も変わっていませんが、翻訳品質の向上を実現するため、100件以上の改良が実現されています。

企業名 エス・ディー・エル SDL
発表者 新井 康郎 Yasuo Arai(Sales Director - Asia Pacific, SDL Language Technologies)
佐藤 弦 Gen Sato(LSP Partner Manager - Japan, SDL Language)

07
技術発表
統一されたターミノロジーの実現
フォルクスワーゲン社の場合
内容

企業活動がグローバル化することで、ターミノロジーの構築においても、事業部の違いを超えた、企業全体の取り組みが重視されるようになっています。その適切な実現のためには、個々のソーステキストの作成段階から、企業全体に対するフォーカスと分野別のターミノロジーを両立させなければなりません。本発表においては、フォルクスワーゲン社の事例をもとに、企業全体に統一的に適用できるターミノロジーを実現するために、どのような工程が必要になるのか、また統一されたターミノロジーの構築がもたらすメリットについて解説します。

企業名 コングリー Congree
発表者 フィリップ・バウア Philipp Baur, Product Manager Congree Language Technologies

08
ツール紹介
ソーシャルネットワーキング
ドキュメント制作と翻訳の新たな潮流
内容

フェイスブックやツイッター、ミクシ-、チャンジ(Tianji)、リンクディン(LinkedIn)、タームウィキ(TermWiki)などによって、世界はかつてないコミュニケーション手段を手に入れました。本発表では、ドキュメント制作および翻訳品質の向上という観点から、ソーシャルネットワーキングの役割について検討します。グローバルに企業活動を展開する電気通信企業において、ソーシャルネットワーキング・アプリケーションを活用することによって67か国語以上におよぶターミノロジーの構築が行われた事例を紹介します。

企業名 シーソフト CSOFT
発表者 カール・ヤオ Mr. Carl Yao

09
ツール紹介
機械翻訳のポスト・エディティング
言語学の挑戦
内容

機械翻訳の成果物に対する手作業のポスト・エディティングは、翻訳業界でも大きな課題として注目されています。本発表では、ハネクト社がポスト・エディティングの作業者向けに開発したe-learning教材をベースに、言語学の専門家による協力を得て、ポスト・エディティングの品質向上と効率化を目的として開発したツールをご紹介します。このe-learning教材は、ポスト・エディティングの作業者に理論的な裏付けを与えるだけでなく、機械翻訳からのアウトプットを手直しするための実用的なノウハウを提供します。また、制限された自然言語によるソースコンテンツの自動チェックや、ポスト・エディティング作業の負荷評価などを可能にしてくれます。

企業名 ハネクト Hunnect Limited(ハンガリー)
発表者 シャンドール・ソフノスキー Mr. Sandor Sojnczky (MITI)

10
ツール紹介
WordとXMLのギャップを埋める
内容

テクニカルコミュニケーションの分野では、ドキュメント制作の合理化と構造化を行い、柔軟性のある制作プロセスを実現するために、しばしばXMLが採用されます。けれども、現実には多くのライターが原稿作成にワープロソフトを使用しているため、文書データの変換が問題となっています。ワープロソフトと同様の操作性とユーザーインターフェイスを持ち、validなXMLデータを生成できるツールがあればどうでしょう?今年のTCシンポジウムにおいて初めて発表されるアコラーダ社のXMLツールは、WordとXMLのギャップを埋める解決策となるものです。本発表では、リファレンス型ドキュメントの制作を例として、Wordと同様の作業環境で効率的にXMLコンテンツを生成する方法をご紹介します。

企業名 アコラーダ Acolada GmbH(ドイツ)
発表者 トルステン・キュプラ Torsten Kuprat

11
ツール紹介
執筆者に求められる言語技術とは?
一貫性のあるテキストを効率的に作成するために
内容

一貫性があり品質の高いテキストは、読者にとってわかりやすいだけでなく、翻訳に際しても、コスト効率を高める効果をもたらします。コングリー社のAuthoring Serverは、執筆者に作業効率と品質の向上をもたらすツールです。そのため、コングリー社のAuthoring Serverはテキストを部品化して再利用できるようにした執筆用メモリーを備え、また統一されたターミノロジーに準拠するためのターミノロジー機能、一定のスタイルで執筆するためのルール・ベースと文章チェック機能を提供しています。

企業名 コングリー Congree
発表者 フィリップ・バウア Philipp Baur, Product Manager Congree Language Technologies

12
ツール紹介
オンライン翻訳ツール
Odomasyの事例紹介(都合により、発表時間は30分となります)
内容

新たな翻訳ツールの開発にあたっては、様々な観点から翻訳作業を捉え直さなければなりません。本発表では、オンライン翻訳ツール、Odomasyの開発を進めるうえで、どのようコンピューター案を乗り越え、これまでの経験や知見を取り入れたかを解説します。(都合により、発表時間は30分となります)

企業名 クレステック・ヨーロッパ Crestec Europe(オランダ)
発表者 栗沢 威臣 Mr. Takeomi Kurisawa
キム・サンミン Mr. Sangmin Kim

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