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TCシンポジウム2011プログラム詳細

パネルディスカッション

タイトル

※パ01、パ02、パ03、パ04、パ08、パ11、パ12、パ13、パ15、パ16は、日英同時通訳があります。

パ01 気持ちに寄り添うデザイン
「ポスト3.11」のコミュニケーションデザイン
パ02 タブレット端末で魅せるモノ作り
新たなモバイル端末に向けた情報提供のポイント
パ03 百戦錬磨の雑誌編集者に学ぶ
雑誌には、マニュアル制作のヒントがいっぱい
パ04 世界中で理解できるビジュアル化とは
グローバルデザインを意識したマニュアル
パ05 フォントのチカラ
パ06 シンプリファイドジャパニーズ
翻訳/多言語展開しやすい日本文を書く
パ07 できるTCの極意をつかめ
TCカフェでオープンに語り合おう!
パ08 見た目で勝負
好感度も親近感も、デザイン次第で手に入る
パ09 インフォグラフィックス × TC
「伝わる」表現を生み出すために
パ10 機械翻訳でコストダウン!?
研究はここまで進んだ!実務への応用は?
パ11 機械指令に適合した作成ノウハウ
パ12 成功例 マニコン受賞作から学ぼう!
パ13 一発修理!
使えるサービスマニュアルのかたち
パ14 解析技術を活用した制作のプロセス改革!
TCで使える「見える化」を考える
パ15 テクニカルコミュニケーターの存在!
テクニカルコミュニケーターの現実と未来
パ16 WEBマーケティングに学ぶ
ターゲットを絞り込んだ情報発信手法

詳細

パ01 気持ちに寄り添うデザイン
「ポスト3.11」のコミュニケーションデザイン
内容

■ディスカッションの趣旨
2011年は、日本のコミュニケーションデザインにとって大きな転機となるだろう。東日本大震災後、企業は電力消費量低減や資材不足など数々の問題への対応を迫られてきた。さらに、必要とされる情報の変化や、人々の気持ちとの向き合いかたなど、これまでにない課題にも直面している。その結果、広告や販促、パッケージなどにおいて、新しいコミュニケーションデザインが生まれてきている。これらを通じ、テクニカルコミュニケーターに求められる表現について考えたい。

■ディスカッションのポイント
NIKKEI DESIGN誌の特集「『ポスト3.11』のコミュニケーションデザイン」(6月号)、「目指すはスマートデザイン!くらしと生命を支える」(5月号)を中心に事例紹介。そこに込められた思い、取材を通じて明らかになった作り手の葛藤などを、NIKKEI DESIGN誌編集長が解説。これらを題材に、3.11前後で大きく変わった人々の気持ちに寄り添うデザインについて、情報をデザインするテクニカルコミュニケーターの立場でディスカッションする。

■ディスカッションの流れ
・ 企画趣旨
・ NIKKEI DESIGN誌掲載の事例紹介
・ 事例に関連したディスカッション

本セッションは、TCシンポジウム史上初めて、Webで動画配信される予定です。


コーディネーター 黒田 聡 (株) 情報システムエンジニアリング
パネリスト 木村 雄太郎 (株)島津製作所
下川 一哉 (株)日経BP
和田 祐子 ソニー(株)
企画担当者 松田 久美子 ソニー(株)

パ02 タブレット端末で魅せるモノ作り
新たなモバイル端末に向けた情報提供のポイント
内容

■ディスカッションの趣旨
タブレット端末やスマートフォンの爆発的な普及により、ユーザーは、自席から立ち上がり、自分の好きな時間、好きな場所で、情報にアクセスするようになる。そういった、ユーザー環境の変化における情報提供は、既成のマニュアルの内容を、ただはめ込むだけでは伝えたい情報は伝わらない。
どういった情報を提供すべきか、ユーザーのタッチ操作をどう考慮し、限られた画面上にどうレイアウトを組み立てスマートに魅せるべきか、ディスカッションする。

■ディスカッションのポイント
・ タブレット端末やスマートフォン向けコンテンツの需要
・ 固定端末との情報の住み分け
・ タッチ操作を意識したコンテンツ作り
・ マルチスクリーンを考慮したレイアウトの組み立て
・ コンテンツ作りにおける技術的な制約や注意すべきポイント

■ディスカッションの流れ
タブレット端末やスマートフォンといった最新のモバイル端末のトレンドから、タブレット端末における具体的なコンテンツ作りでの課題や留意点を議論する。


コーディネーター 板木 冠二 富士ゼロックス(株)
パネリスト 太田 禎一 アドビシステムズ(株)
深川 岳志 フリーライター
八田 晃 (株)ソフトディバイス
企画担当者 園田 治 (株)情報システムエンジニアリング
平本 肇 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株)
益満 誠一 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株)

パ03 百戦錬磨の雑誌編集者に学ぶ
雑誌には、マニュアル制作のヒントがいっぱい
内容

■ディスカッションの趣旨
昨年のパネルディスカッション「理系クンが書くマニュアルが読みづらい!?」で、魅力あるマニュアル制作のヒントとして、雑誌の編集について学んだことが話題になった。今回は、その雑誌の編集を深掘りしてみたい。従来の紙マニュアルは、ユーザーに読んでもらう動機を与えることにはあまり注意を払っていないし、読ませるための工夫に乏しいものが多い。雑誌の編集に詳しい方をお招きして、雑誌の編集手法からマニュアルの制作に役立つ知識を学ぶ場としたい。

■ディスカッションのポイント
・ 企画の立て方
・ 編集スタッフの編成
・ 情報のメリハリの付け方
・ ページレイアウトの着目点
・ デザイナーへの指示の出し方
・ 読ませるライティング手法

■ディスカッションの流れ
クォリティマガジン「家庭画報」の前編集長、自転車雑誌「サイクルスポーツ」の前編集長、ビジネス雑誌「日経ビジネスアソシエ」の副編集長に、雑誌編集のプロセス/技術、誌面デザイン、編集の着目点、編集長の役割等を三人三様に語っていただく。そのあと、テクニカルライターがマニュアル制作に役に立ちそうなポイントをお聞きする。また、マニュアルを使われた経験から、マニュアルの改善点についても聞いてみる。そのうえで、「魅せるマニュアル」のあり方を議論する。


コーディネーター 平湯 あつし (株)カイ
パネリスト 今井 朗子 (株)世界文化社
宮内 忍 (株)八重洲出版
山中 浩之 (株)日経BP
企画担当者 園田 治 (株)情報システムエンジニアリング

パ04 世界中で理解できるビジュアル化とは
グローバルデザインを意識したマニュアル
内容

■ディスカッションの趣旨
「ひと目で直感的にわかる」を目指しているマニュアルは多い。そのようなマニュアルをグローバル展開するときに、単に言語を翻訳するだけで良いのだろうか?同じイラストで世界の人に通じているのだろうか? マニュアルのみでなく、多方面の表現手法や事例を紹介し、全世界の人に直観的で確実に伝わるためのビジュアル化のヒントを得られるセッションにする。

■ディスカッションのポイント
・ 各国の文化の違いにより、配慮すべきポイント
・ グローバル展開を意識したビジュアル化の失敗事例・成功事例
・ ユーザビリティー視点からのビジュアル化手法

■ディスカッションの流れ
1. ビジュアル化は何の目的で導入するか。そのためにどんな表現手段がよく用いられるかを紹介。
2. 海外・国内標準に採用されている様々な図記号やシンボルの紹介。
3. ユーザビリティー開発の専門家視点で、図を使うと効果的になるポイントやビジュアル化手法の紹介。
4. いろいろなカテゴリーの取説やかんたんガイドなどのグローバル展開例を紹介。販売する地域に合わせてアレンジした実例を見ながら、地域別の感覚的な印象からくる特性や要配慮事項をディスカッション。
5. メーカー側、制作会社側からの日ごろの疑問をディスカッション(会場参加)。


コーディネーター 粟辻 聡 ソニークリエイティブワークス(株)
パネリスト 加藤 久明 ISO/TC145/SC2国内対策委員会
前川 正実 (株)操作デザイン設計
増山 龍太 ソニー(株)
企画担当者 畝本 あい子 (株)島津製作所
山田 智仁 (株)日立製作所

パ05 フォントのチカラ
内容

■ディスカッションの趣旨
フォントは作り手がデザインの一部として考えるべきか。それともデバイス依存と割り切るべきか。デジタルデバイスが急速に普及する現在、テクニカルコミュニケーターはフォントについてどのように接するべきなのかを考える。 フォントにかかわるさまざまな分野の方々と議論するとともに、デジタルデバイスの急変に対するフォント開発者側からの提言も取り入れたい。

■ディスカッションのポイント
・ グラフィックデザイナーは、どのようにフォントを扱っているか?武蔵野美術大学・京都造形美術大学などで教鞭をとるデザイナーがタイポグラフィの世界を語る。
・ 独自フォント開発の背景には何があるのか?PUD(Panasonic Universal Design)フォントの開発者が、開発の背景とユニバーサルデザインについて語る。
・ デジタルデバイスへの対応・方向性について、フォントメーカーの開発者が語る。

■ディスカッションの流れ
1. パネリストによる各専門分野の紹介
2. 日経デザイン7月号(6/22発売)連載記事企画「テクニカルコミュニケーション向上委員会」
<第1回>「目を引くフォントとは」の紹介
3. 「フォント」と「マニュアル」の関係性に対するディスカッション


コーディネーター 大谷 健一 アベイズム(株)
パネリスト 白井 敬尚 白井敬尚形成事務所
真野 一則 パナソニック(株)
三橋 洋一 大日本スクリーン製造(株)
企画担当者 岡本 浩 (有)ユーザーフレンドリー
企画協力 村田 珠美 (株)テックコミュニケーションズ

パ06 シンプリファイドジャパニーズ
翻訳/多言語展開しやすい日本文を書く
内容

■ディスカッションの趣旨
誤解されることなく、スムーズに英語やそのほかの言語に翻訳/ライティングできる日本文の書き方を検討する。翻訳や英文ライティングの元データとなる日本文の品質を向上させることは、英文の品質を向上させるだけではなく、誤訳やそれによる無駄な手戻りを防ぐことができる。結果として、時間とコストの削減につながる。
日本語のあいまいなところやわかりにくくなる要素を、教育的視点や実務的な視点から具体的に取りあげながら、日本人にとってもわかりやすい日本語を検討する。

■ディスカッションのポイント
・ 一見するとなんの問題もなさそうな日本文、―そこに落とし穴がある
・ 翻訳/ライティング時に、日本文=原文のわかりにくさから生じる問題点
・ 日本語があいまいになる/わかりにくくなる要素―教育的視点/実務的視点から
・ ライティング支援ツールを使った校正とその活用
・ 日本語の「品質」と「わかりやすさ」は両立できるか
・ わかりやすい日本語―シンプリファイドジャパニーズのガイドライン

■ディスカッションの流れ
・ 一般社会やメーカー、そして教育現場での現状と問題点
・ 英文翻訳時/ライティング時に発生する問題点
・ 日本語の特性とその対応策―アカデミーで研究していること
・ ツールベンダーから見た対応策―ツール校正でできることとできないこと
・ 日本語の「品質」/「わかりやすさ」、そしてわかりやすさの種類―翻訳者/機械翻訳
・ シンプリファイドジャパニーズの可能性、そして実現に向けて


コーディネーター 中村 哲三 YAMAGATA INTECH(株)
パネリスト 影浦 峡 東京大学教授
Jeff Sawyer JS Translations
柳 英夫 アクロリンクス(株)
企画担当者 森口 功造 (株)川村インターナショナル

パ07 できるTCの極意をつかめ
TCカフェでオープンに語り合おう!
内容

■ディスカッションの趣旨
TC協会のセミナーは受講している、TC技術検定にも合格した。でも何か足りない。ありきたりな話しは聞き飽きた。前に進みたい、突き抜けたい、そろそろブレイクスルーしたい!
本日開店のTCカフェは、腕を磨きたい、スキルアップしたい、そんな思いを持つ人たちがインフォーマルに語り合う場(Twitterでの参加も可)。参加者の意見や経験を共有し、できるTCの極意を探る。思いがけない秘策に出会えるかもしれない。

■ディスカッションのポイント
日頃どんな勉強をしていますか?今のスキルに満足していますか?将来像が描けていますか?
テクニカルコミュニケーターに求められるスキルは多種多様。企画力、表現力、文章力、論理的思考力、想像力、問題発見能力、デザイン力...。
これって、どうやったら磨けるのか、自分のものにできるのか、知恵や工夫を出し合う。

■ディスカッションの流れ
展開は予測不能!
本セッションは、いわゆるパネルディスカッションの形はとらず、ワールドカフェのような形式で進行する。若手、中堅、ベテランのパネリストの方たちとオープンな会話を楽しもう。また、TCカフェ専用にTwitterのハッシュタグ「#TCcafe」を設定。すでにつぶやきが始まっている。当日も会場の内外からTwitterでの参加が可能だ


コーディネーター 下拂 伸一 アベイズム(株)
パネリスト 川島 祐介 ソニー(株)
北路 綾 島津エンジニアリング(株)
平湯 あつし (株)カイ
企画担当者 三波 千穂美 筑波大学
関 和佳代 (株)パセイジ

パ08 見た目で勝負
好感度も親近感も、デザイン次第で手に入る
内容

■ディスカッションの趣旨
第一印象から好きでした-マニュアルだって、そう言われたい。正確な情報に、さらに心を動かす力を与える、それがデザインではないだろうか。見た目の違いが、受け手の印象にどれだけ大きな影響力を持つかについて、マニュアルを中心に、パッケージや広告など、さまざまな分野の情報デザインの事例をあげて紹介する。
みずから、見て、感じて、考えるきっかけとなることを期待したい。

■ディスカッションのポイント
企業の制作より、箱を開けてから商品を使い始めるまでのおもてなし、パッケージとマニュアルのトータルデザインを発表。そして、NIKKEI DESIGN誌より、特集「テクニカルコミュニケーション向上委員会」での、フォント、レイアウト、イラスト、見出しの、改善と比較調査結果を解説。さらに、広告会社より、すべての人に理解しやすく見やすい情報提供を目的とした、「つたわるデザイン」の知見と事例を紹介。それぞれの立場から、デザインの可能性と重要性についてディスカッションを行う。

■ディスカッションの流れ
・ パッケージとマニュアルのトータルデザイン:ソニー(株) シニアプロデューサー
・ NIKKEI DESIGN誌副編集長による、比較調査(7月号~10月号)の分析と解説
【テーマと協力企業】フォント:本田技研工業(株)、レイアウト:ソニー(株)、
イラスト:(株)島津製作所、見出し:(株)NTTドコモ
・ つたわるデザイン:(株)博報堂 ユニバーサルデザイン研究所 所長


コーディネーター 松田 久美子 ソニー(株)
パネリスト 井上 滋樹 (株)博報堂
鈴木 有子 ソニー(株)
花澤 裕二 (株)日経BP
企画担当者 豊川 雅子 ソニー(株)

パ09 インフォグラフィックス × TC
「伝わる」表現を生み出すために
内容

■ディスカッションの趣旨
インフォグラフィックスとは、複雑な情報や仕組みを整理し、視覚的な表現でわかりやすく伝えるグラフィックデザインのこと。マニュアル制作の永遠のテーマ「ページは少なく、情報は豊かに」に応えるヒントとして、我々がインフォグラフィックス的思考と向き合う意義は大きい。長野五輪公式ガイドブックのデザインを手掛けた木村博之氏を迎え、「伝わる」表現を生み出すための視点や手法について考察する。ひとつ先のステージを模索するライター、ディレクターに。

■ディスカッションのポイント
見る人、使う人の視点を徹底的に追及したインフォグラフィックスのアプローチをいかにしてTCの現場に取りいれるか。「伝えるためのビジュアル表現」を意識し、体得するには?
・ 膨大な情報から、核となる情報にフォーカスしていく際のポイント
・ ユーザーの視線、配色、配置など、表現上で注意している具体的なポイント
・ 「伝わる表現への変換」という発想を次世代に伝える指導方法のポイント

■ディスカッションの流れ
1. インフォグラフィックスとは
2. インフォグラフィックスとテクニカルコミュニケーションの共通点、相違点
3. デザイナー、ライター、ディレクターの役割と、それぞれの立場で必要なデザインマインド
4. 伝えるためのツールとして「ビジュアル表現」を再発見するためのトレーニング
5. 情報整理の本質、伝わる表現方法を伝える指導方法とは


コーディネーター 清水 義孝 (株)クレステック
パネリスト 木村 博之 (株)チューブグラフィックス
平本 肇 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株)
吉川 明 (株)日立テクニカルコミュニケーションズ
企画担当者 西本 徹太 アヴァシス(株)
高田 歩美 (株)クレステック
企画協力 日立アプライアンス(株)
(株)日立製作所
富士ゼロックス(株)

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パ10 機械翻訳でコストダウン!?
研究はここまで進んだ!実務への応用は?
内容

■ディスカッションの趣旨
多言語展開が必要なドキュメントの制作において、翻訳費用のコストダウン要求は強まる一方である。コストダウンの実現方法のひとつとして、欧米では機械翻訳がすでに実用化されている。日本でも機械翻訳の精度が高くなったこともあり、ワークフローに組み込んでコストダウンに取り組んでいる事例を聞くようになってきた。しかし、欧米ほどではないのが正直なところである。
機械翻訳は進歩しているのに、翻訳/ドキュメント制作現場に浸透してこないのは、研究開発と実務現場に何かギャップがあるのではないか。ギャップがあるならば、両者を橋渡ししてギャップを埋め、それぞれが進化するためのヒントを議論したい。

■ディスカッションのポイント
・ 最新の機械翻訳事情
・ 機械翻訳の研究開発者は、何を目指しているか
・ 翻訳やTCの現場は、機械翻訳に何を期待しているか
・ 実務現場で機械翻訳を導入するうえでの課題は何か
・ 国内での機械翻訳の導入事例
・ 機械翻訳を活用した先にある姿はどんな世界か

■ディスカッションの流れ
今そこにある機械翻訳を、今ここにある実務にどう使うか、ということも大事。それを超えて、明日の機械翻訳が、明日の翻訳/ドキュメント制作工程をどう変えていくかを議論する。結果として、現場での思いを反映した研究開発目標を学会に提供し、我々業界にとっては、将来実現可能なビジョンを発見し、プロセス改善やコストダウンにつながるヒントを得たい。


コーディネーター 河野 弘毅 翻訳センター(株)
パネリスト 黒橋 禎夫 京都大学教授
鈴木 博和 (株)東芝
田中 千鶴香 (社)日本翻訳連盟
企画担当者 関 真弓 (株)石田大成社
中村 哲三 YAMAGATA INTECH(株)
深井 徳朗 アヴァシス(株)

パ11 機械指令に適合した作成ノウハウ
内容

■ディスカッションの趣旨
昨年のシンポジウムでは「新機械指令(2006/42/EC)の変更点」の説明を行ったが、今年は新機械指令に適合した取扱説明書の作成に的を絞り議論を展開する。

■ディスカッションのポイント
新機械指令や労働安全衛生法などの法規制要求を取扱説明書の作成に反映するために、欧州における工業機械、日本におけるFA機器や食品機械の事例を紹介しながら、その作成ノウハウを導く。日本食品機械工業会がまとめた取扱説明書作成ガイドラインを例に取り上げ、各種工業機械の取扱説明書作成における重要なポイントを議論する。

■ディスカッションの流れ
欧州および日本の実情紹介、実務経験者・機械指令の専門家による具体的な事例を中心としたパネル討議を次のポイントで行う。
1. 労働安全衛生法と機械指令の関係
2. リスク分析と取扱説明書の関係
3. ISO12100-1/2:2010との関係
4. 国民性の違いによる「常識」と「非常識」とは?
5. 認証機関(TÜVなど)における指摘とは?
6. 10項目の安全で重要な事例と記載方法

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コーディネーター 石井 満 (株)シーエフメディアジャパン
パネリスト 大村 宏之 (社)日本食品機械工業会
Ms. Magali Baumgartner tekom
松木 敏浩 パナソニックファクトリーソリューションズ(株)
企画担当者 植村 光徳 (株)島津製作所
佐々木 俊二 (株)テックコミュニケーションズ
山崎 敏正 パナソニック(株)

パ12 成功例 マニコン受賞作から学ぼう!
内容

■ディスカッションの趣旨
マニュアルコンテスト(マニコン)受賞作品を俯瞰し、共通する法則を徹底解剖する。
加えて、2011年マニュアル オブ ザ イヤーおよび過去の受賞者を招いて、制作のノウハウ等を直接語っていただく。マニュアルの媒体や製品分野は多岐にわたっても、よいマニュアルを制作するための基本的な考え方、価値観、困難や苦難へ立ち向かう姿勢、お客様ニーズの把握、スケジュールの立て方や進め方、評価方法など、必ず共通している点があるはず。受賞者の一言一言に耳を傾け、多角的な視野や価値観を学ぼう!

■ディスカッションのポイント
・ マニュアルコンテスト受賞作品の特長
・ 受賞マニュアルの紹介、企画のコツ、巻き込み方、持続的なマニュアル改善
・ マニュアルコンテストでの評価と、実際のお客様の評価との比較
・ 似たデザインのものでも賞のランクに差がある。それは何が原因か?

■ディスカッションの流れ
1. マニュアルコンテスト受賞作品の特長(コーディネーター)
2. 受賞マニュアルの紹介、企画意図、構成、制作体制、制作フロー、評価など(パネリスト)
3. シンポジウム実行委員会にて事前収集した質問に対する回答(パネリスト)
4. テーマ「見た目のチカラ」についてディスカッション
5. マニュアルの「デザイン」に関するディスカッション(会場参加含む)


コーディネーター 徳田 直樹 (株)パセイジ
パネリスト 木谷 千鶴 タイガー魔法瓶(株)(2007年 見開きデザイン賞)
山田 とし子 パナソニック(株)(2004年 マニュアル オブ ザイヤー)
審査中(2011年 デザイン賞受賞者)
企画担当者 藤井 尚史 パナソニック ビジネスサービス(株)
吉見 邦子 (株)島津製作所

パ13 一発修理!
使えるサービスマニュアルのかたち
内容

■ディスカッションの趣旨
使えるサービスマニュアルの理想は、現場で「一発修理」ができるマニュアルである。
このディスカッションでは、これからのサービスマニュアルはどうあるべきか、どのようにしてテクニカルコミュニケーターが携わっていくべきか、業界の垣根を越え、各社の事例を発表しながら議論を行う。

■ディスカッションのポイント
・ サービスマニュアルに求められる基本要件について
・ 各社で運用されている事例について、またはその活用方法について
・ これからのサービスマニュアルが目指すべき理想像について

■ディスカッションの流れ
1. 昨年、一昨年のディスカッションで出たサービスマニュアルの問題点や課題について振り返る。
2. サービスマニュアルに必要な4つのキーワード「検索性」/「内容(正確・わかりやすさ・過不足なし)」/「最新情報の管理」/「教育・技術の伝承」の具体的な事例や制作方法についてディスカッションする。
3. サービスマニュアルの将来展望についてディスカッションする。


コーディネーター 中村 芳志 (株)テックコミュニケーションズ
パネリスト 高山 直彦 (株)島津製作所
田中 和教 (株)リコー
野津 博司 マツダエース(株)
企画担当者 高橋 峰夫 (株)島津製作所
土井 悠美子 (株)テックコミュニケーションズ

パ14 解析技術を活用した制作のプロセス改革!
TCで使える「見える化」を考える
内容

■ディスカッションの趣旨
「見える化」とは、そのままでは見えないものを可視化することにより改善を図るものである。昨年のTCシンポジウムで行われた「マニュアル制作のプロセス改革!~新しい枠組みによる、これからのマニュアル制作を考える~」の続編として、今年は「見える化」という考え方を取り入れ、新しい切り口を得たい。

■ディスカッションのポイント
Web制作の現場では、Google Analytics, Adobe SiteCatalystなどの専用ツールでアクセス解析をして、その結果をコンテンツ企画に役立てている。一方で、テクニカルコミュニケーターは、コールセンターやアンケートから得られる情報や、ユーザビリティーテストをするなどして情報を集め、これらを分析してコンテンツ企画に役立ててきた。
今回は、Web制作の現場で使われている技術やツールでどのような解析がなされているのか。また、表現の重複や、構造化されていないパラグラフの可視化などをツール(Trados、JustRight!、マイニングエンジンなど)を使うことで、ライティングレベルの改善に使うことができるというようなことも取り上げたいと考えている。

■ディスカッションの流れ
・ 昨年のおさらいと、現在のTC業界の置かれている状況
・ Web業界でよく使われているデータ解析ツールの活用事例
・ TC業界からのデータ解析へのアプローチ(マイニングエンジンなど)の提案
・ Web業界とTC業界の将来に向けた対話


コーディネーター 黒田 聡 (株)情報システムエンジニアリング
パネリスト 大内 範行 グーグル(株)
北村 道雄 (株)ソニー・コンピュータエンタテインメント
工藤 昌良 東芝テック画像情報システム(株)
企画担当者 新井 將未知 日本ビクター(株)
小林 久美子 TCシンポジウム委員
長久保 律子 (株)富士通ラーニングメディア
企画協力 宮地 羊子 ソニー(株)
アドビ システムズ(株)
(株)ジャストシステム

パ15 テクニカルコミュニケーターの存在!
テクニカルコミュニケーターの現実と未来
内容

■ディスカッションの趣旨
ディレクター、ライター、エディター、DTPオペレーター、デザイナー、コーディネーター、トランスレーターと幅広い範囲で活躍するテクニカルコミュニケーター。
本パネルでは、メーカー、制作会社で活躍されるテクニカルコミュニケーターをパネリストに迎え、テクニカルコミュニケーターの本質や今後の方向性についてディスカッションする。

■ディスカッションのポイント
希望膨らむエントリークラスや、悩み多きミドルクラスのテクニカルコミュニケーターたちに向けて、テクニカルコミュニケーターの存在価値を示していきたい。

■ディスカッションの流れ
1. 自己紹介
2. 思い入れが深いプロジェクトを教えて
3. メーカーとユーザーをつなげるには?
4. テクニカルコミュニケーターの存在価値は?


コーディネーター 雨宮 拓 TC協会
パネリスト 五十川 芳仁 イソガワスタジオ(株)
高橋 慈子 (株)ハーティネス
吉田 正志 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株)
企画担当者 石井 純生 (株)石田大成社
吉澤 学 (株)石田大成社

パ16 WEBマーケティングに学ぶ
ターゲットを絞り込んだ情報発信手法
内容

■ディスカッションの趣旨
Webはユーザーのページビューがすぐにアクセス結果として表れるため、Web制作者はただちにフィードバックを得ることができる。そのため、ユーザーの嗜好に合ったコンテンツ作りのノウハウが蓄積されやすい。趣味用品・業務用品など、限られたターゲットを対象にした取扱説明書の制作に、Web制作のノウハウが活かせるのではないか。実際にWeb制作をしている編集者に参加いただき、Web制作の取材・構成・デザインのしかたを、実例を元に議論する。

■ディスカッションのポイント
・ ユーザーに特化した内容、文章、構成、デザインとは
・ Webページと共に”ターゲット”を紹介し、ターゲットによるデザインの違いと、そこに至るプロセスの具体例を元に比較する
・ ターゲットの特長に応じた取材、興味の対象に応じた構成、デザインのアイデアなど、マニュアルにも応用できるノウハウをあぶり出す

■ディスカッションの流れ
・ Webの市場、マーケティング戦略と紙面:過去の具体的ヒットページなどを例に
・ 文章の特徴、注意点:コピー、キーワード、文体など
・ レイアウト:ほかのサイトとの差別化。レイアウトの特長、記事の配置、注意点
・ グラフィック:写真、イラストの書き方・選び方、アイキャッチ例


コーディネーター 梶谷 彰一 パナソニック(株) 
パネリスト 徳田 剛至 パナソニック(株)
山上 亜紀 (株)i・JTB
企画担当者 高橋 峰夫 (株)島津製作所

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