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TCシンポジウム2011プログラム詳細

基調講演


tcworld

人はまず、見た目で人やモノを判断する。その基準は、その人の経験・体験・知識を刺激する見た目のチカラ。
トリセツも、見た目のチカラで、読み手に刺激を与え、読む意欲を起こさせる。
アンドロイドも見た目のチカラ「見かけのチカラ」で、人が違和感なく近づきコミュニケーションを試みる。
見かけも人とのコミュニケーションの一環として重要な要素であることに着目し、研究を重ねられたアンドロイド開発、その際の徹底的人間探求は、いかに情報を正しく、早く伝えることができるか考えなければいけないテクニカルコミュニケーションに、通じるものがあるのではないか。
さらに、最近のテレノイド開発に至った研究経緯は、不特定多数へのコミュニケーションを旨としてきた使用説明に対して、次世代の情報提供を想起させるものがあるのではないだろうか。
科学者も研究者も、まずは芸術家であるべき、とおっしゃる先生に、科学的デザインとはどのようなことなのか、自由に語っていただきます。




石黒 浩
大阪大学教授
知能情報学 工学博士

■プロフィール:(知能ロボット学者/大阪大学教授)1963年生まれ。
大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。京都大学情報学研究科准教授、大阪大学工学研究科教授を経て、2009年より大阪大学基礎工学研究科教授。ATR石黒浩特別研究室室長(ATRフェロー)。社会で活動するロボットの実現を目指し、知的システムの基礎的な研究を行う。これまでにヒューマノイドやアンドロイド、自身のコピーロボットであるジェミノイドなど多数のロボットを開発。2007年には、Synectics社(英)の調査「世界の 100人の生きている天才のランキング」で日本人最高位の 26位に選出さる。主な著書に「アンドロイドサイエンス ~人間を知るためのロボット研究~」(毎日コミュニケーションズ)。「ロボットとは何か」(講談社現代新書)などがある。


中谷 日出(ファシリテーター)

アートディレクター
日本放送協会解説委員

■プロフィール:神奈川県生まれ。
東京芸術大学大学院 美術研究科修了。
広告プランニング、広告映像アートディレクターとして活動後、平成元年NHKへ第1期キャリア採用で入局後、1994年MIT(マサ チューセッツ工科大学・メディアラボ)派遣。その後、NHKスペシャル「人体・脳と心」のアートディレクション、NHKロゴマークデザインなどに携わる。 1999年6月NHK解説委員(芸術文化、デジタル関連担当)に就任。 2000年3月~デジ スタの第1回からナビゲーターを務め現在にいたる。