年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
あらゆるものがインターネットで結ばれるIoT時代の変化は、情報の流れがCtoB(消費者から企業)に変化することである。JEITA(電子情報技術産業協会)が昨年発信したCyber Physical System(CPS)/IoT社会では、消費者がニーズ(趣味や嗜好、希望)を企業側にリアルタイムに伝えることができ、新たな製品やサービスに反映させることが可能になる。これは、超スマート社会(Society 5.0)といわれる未来の生活全般や社会構造の変革への第一歩となる。そのために、TCの仕事がどのように変化していくのか、会員の皆様と一緒になって議論し方向性を検討していきましょう。2017年は、関連する工業会・業界や海外のTC団体との連携をさらに深め、TC協会の発信力を高めていきます。
TCシンポジウム2017は、29回目となる東京開催を8月、19回目となる京都開催を10月に計画しています。全体テーマやプログラムについて1月に発足する実行委員会で検討を行い、3月に立ち上げるTCシンポジウム専用のFacebookにて情報発信を行っていきます。また、6月発行予定のプログラム冊子でセッション内容を紹介します。21回目となる日本マニュアルコンテスト2017は3月に応募を開始し、8月に東京・工学院大学で各部門賞を発表・表彰、10月に京都リサーチパークでマニュアル オブ ザ イヤーを決定する予定です。ボランティアとしての皆様のご協力がなければ成り立ちませんので引き続いてのご支援をお願い申し上げます。
人材育成事業では、会員の皆様のご要望にマッチする活動を継続し、業務に役立つ企画にて、実務セミナーの種類を昨年以上に増やし、日本語ライティング、英文ライティング、トピック指向ライティング、使用説明に関連する基準規格、TC基礎コースなどを計画しています。また、TC技術検定事業では、2月と7月の検定試験実施を予定しています。
本年もTC協会活動へのご理解、ご支援をお願いし、また関係する委員会・WG等への参画とご支援をお願いいたします。2017年が会員の皆様方の新たな飛躍の年になることを祈念したしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。