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平成24年 年頭のご挨拶


新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、すばらしい新年を迎えられたことと存じます。ここに謹んでお慶び申し上げます。
昨年、TCシンポジウム2011本開催を「見た目のチカラ」をメインテーマに、京都で史上初めての3日間開催とし、730名もの参加者を集めた国際イベントとして実施することができました。このことは、ひとえに幹事会社様、法人会員の皆様、個人会員の皆様及びボランティアで参加いただいた方々のご協力の賜物であると深く感謝申し上げます。2009年から法人化に移行し3年が経過しましたが、混迷を続ける日本経済に大きく影響され、安定した協会運営の舵取りができず、当初の目論見である会員各位の発展に寄与する運営が遅れています。ついては、今年あるいは近い将来のTC協会の課題などについて二、三所感を申し述べさせていただきます。

(法人活動全般)
使用説明に関する各種情報の収集ならびに活用のための各種事業(TCシンポジウム、日本マニュアルコンテスト、TC技術検定試験、セミナー、出版など)を制作現場の声を反映した事業計画の基で実践していきます。併せて関連する業界や海外のTC団体との連携を強め相互交流の場を提供していきます。今後は、これら各事業の見直しを鋭意進展させることにより、会員になって良かったといわれるような「一般財団法人」たるに相応しい体制(姿・かたち)を構築し、非会員の入会を促して安定した協会運営にしていく所存であります。

(公益活動)
公益活動におきましては、本年度も引き続き、TCシンポジウムの開催を東京と京都で実施すること及び日本マニュアルコンテストを運営することが最重要であると考えております。両活動共にボランティアとしての皆様の協力がなければ成り立ちませんので引き続いてのご協力をお願い申し上げます。TCシンポジウム2012においては、オペレーション業務をマニュアル化し運営の効率化と業務の品質向上に努めます。日本マニュアルコンテスト2012においては、マニュアルオブザイヤーと特別賞の審査方法を変更し、受賞をイベント化しマスコミからの注目を集める活動を展開したいと計画しています。
多くの皆様に参加していただけるプログラムを企画し、会員同士の交流の場を多く提供し、皆様の人脈拡大に貢献できるように取り組む必要が重要であると考えています。

(収益事業)
収益事業におきましては、会員の皆様のご要望にマッチする活動を継続し、業務に役立ちたいと考えています。①TC技術検定においては、冬と夏に検定試験を実施しテクニカルコミュニケーション技術の到達度を全国規模の統一的な基準で検定し、TC技術レベルの向上や人材育成に活用できる唯一の検定試験としての認知度を高めていきたいと考えています。②各種セミナー事業においては、制作現場の要望にマッチした実務セミナーを継続して開催します。また、現場で困っている制作ツールの正しい理解と使い方を解説する特別セミナーやテクニカルライターとしての基礎と応用を解説するセミナーを3種類の検定試験ガイドブック(TW、MP、DR)を副読本として活用して行いたいと考えています。さらに会員の困っていることを解決するための個別のニーズに対応する出張セミナーも企画・実施したいと考えています。③国内、欧州、中国向けの使用説明に関する評価支援活動も展開していきたいと考えています。④近い将来には、世界各国の使用説明・安全表記に関連する法律、国際規格、国家規格及び業界標準などの状況を把握・整理を行い、会員からの問合せに対応できるように取り組みを強化したいと考えています。

今年は、一般財団法人に移行して4年目となります。今一度、初心に戻り、TC協会のあるべき姿やミッションについて改めて検討を深めてまいります。前例や従来の経緯にとらわれることなく、会員の皆様も、この再検討に参加していただき、積極的なご発言をお願いいたします。厳しい経済環境がまだまだ続きそうではございますが、このような時期にこそ知恵を出し、また汗をかいて、理事会一同果敢にチャレンジしていく所存です。
皆様方のご理解、ご支援をお願いし、また関係する委員会・WG等への参画とご支援をお願いいたします。最後になりましたが、会員の皆様方のご発展とご健康を祈念して、年頭のご挨拶といたします。