• TCシンポジウム
  • 日本マニュアルコンテスト
  • 関連リンク集

[print]

ニュース一覧

【特別セミナー】これからのトリセツ制作実務 好評裡に終了

去る6月30日、東京、新宿の住友スカイルームにおいて開催された【特別セミナー】「これからのトリセツ制作実務」は、60名の参加者を集め、好評裡に終了しました。



第1部「トリセツの付加価値を高める、新たなTC技術」では、清水 義孝 氏(YAMAGATA INTECH株式会社)とTC協会代表理事の雨宮 拓が講師を担当しました。8月発行予定の『トリセツのつくりかた:制作実務編』の予定原稿をベースに、近年、大きな変化をとげつつある、TC技術とその環境について、最新の理論を展開、従来のTC技術との違いを浮き彫りにしました。

第2部「TCの現場から見た新しい制作基盤のインパクト」では、TC協会評議員の黒田 聡 氏(株式会社情報システムエンジニアリング)が司会・進行を務め、阿部 成行 氏(アドビ システムズ 株式会社)が発売されたばかりのAdobe Creative Suite 5(CS5)における新機能とTCの制作現場におけるインパクトを紹介しました。 1990年代にDTPによる制作ワークフローが確立され、2000年代にはAcrobat とPDFによる印刷ワークフローが事実上の標準として定着。当社の製品は、その流れの中で、多くのテクニカルコミュニケーターの皆様に利用されてきました。CS5は、これからの10年に向けて新たなコンテンツ制作のワークフローを確立する可能性を持っています。多くのテクニカルコミュニケーターが慣れ親しんできたAdobe InDesignの操作を通じて、これまでの画像とテキストに加え、アニメーション、ビデオ、オーディオなどを駆使したインタラクティブなコンテンツを作成できることが大きな特長となっています。 また、太田 禎一 氏(アドビ システムズ 株式会社)は、Flashテクノロジーの最新動向と特徴について紹介するとともに、取扱説明書をはじめとする多様な使用説明の世界でFlashが可能にする情報の付加価値について、事例とともに紹介しました。 第2部全体を通じ、Webデザイナー/ライターの矢野 りん 氏が、TCの現場からみた疑問点や問題意識について、的を射たコメントを付け加え、議論が深まりました。

【特別セミナー】「これからのトリセツ制作実務」で紹介された内容は、今年のTCシンポジウム2010【東京開催】、【京都開催】でも、複数のパネルディスカッションや商品紹介などで取り上げられる予定です。