さる8月26日、27日の2日間にわたり工学院大学(新宿)で開催された、テクニカルコミュニケーションシンポジウム2008【東京開催】は、1,350名の参加者を集め、盛況のうちに幕を閉じました。TC協会設立に先立ち、1989年に第1回が開催された同シンポジウムは、20回目となる東京開催で史上最大の参加者数を記録しました。
「製品取扱情報を、より良いユーザー体験とするために:WebのRIA技術から学ぶこと」と題された三井英樹氏(ビジネス・アーキテクツUXデザイナー/RIAコンソーシアム運営委員長)による基調講演に始まり、2日間にわたって、バラエティに富んだプログラムが展開されました。
また、欧州から8名の訪問団を招へいし、パネルディスカッションや発表、展示ブースの設置などにより、欧州における取扱情報に関して多面的な情報発信が行われました。さらに韓国TC協会からは20名、米国からも2名が参加したことで、かつてないほど国際色豊かなイベントとなりました。
26日、同シンポジウム会場において結果が発表された、日本マニュアルコンテストでは、フルHD液晶TVの操作を画面上で説明する「お助けガイド」(日本ビクター株式会社)がマニュアル・オブ・ザ・イヤーに選定されました。